僕、君が大好きです！《探偵チームＫＺ事件ノート》

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手が滑ってスマホが
床に落ちてしまった

はぁぁ、相変わらず...どんくさいな
若武あたりなら上手く言い訳できるのに

そんなことを思っていてスマホの存在を完全に
忘れていたらしい
気がついたときにはスマホをAに
ガン見されていた

「いやっ、その...」

こんな彼氏、嫌だ！とか思われただろうか...
俯いて、Aの言葉を待つ





『こんなこと調べてくれてたの...？』

彼女の口から出た言葉は意外なものだった


『私は、和彦くんにこれしてほしい！とかは
思ってないよ...？和彦くんとのんびりして
いられたら、それで充分だもん！

だから、和彦くんも無理しなくて良いよ
私達のことは私達にしかわからないんだから
ネットなんかで調べなくて良いんじゃない？

でも、私のために調べてくれたんだったら
嬉しいよ、ありがとう！』


花のようにフワっと笑うA
その笑顔がとても可愛くてフリーズしてしまう


『ゆっくり、ゆっくり...カレカノっぽく
なっていきましょ？ね！』

「...うん！」



僕達のカレカノ生活はまだ始まったばかりです

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