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「いいか、仔犬ども。明日からのホリデーバケーション……久々に
だが、はしゃぐあまりに宿題を忘れて遊び呆けるヤツが毎年いる！
そういう仔犬にはキツイお仕置きが待っているからな。気を抜き過ぎないように。
一時帰宅には闇の鏡の使用が許可されている。荷物をまとめたら各自鏡の間に行くように！」
「「「はーい」」」
クルーウェル先生の言葉に返事をして、ホームルームが終わった
先生が出ていくと教室は一斉に騒がしくなった
「しばらくリドルとは会えなくなりますね〜」
「はぁ…それ、前も言っていたじゃないか」
「本当に寂しかったんですよ〜？」
去年は一週間くらいコバンザメみたいにリドルにくっついていましたねぇ
でも、そんなにウザがられてもいないのは驚きましたけど
「リドルはおうちに帰るんですよね？」
「え？あ、あぁ」
「…休めなさそうですね〜」
みんなは浮かれているけど、リドルの顔色は良くない
トレイ先輩もリドルが心配だとぼやいていましたし
一年の頃、リドルを追いかけまわしていたとき
たまに見せる様々な感情が入り混じった苦しそうな横顔をみた私は、聞いたのだ
「なんでそんなに金魚くんは苦しそうなの？」
その後「別に、そんな顔してない」と頑固なリドルに「いいえ、とても苦しそうです」と私が言ってちょっとした口喧嘩になり最終的にはリドルが折れて家庭事情を聞いたことがあった
そしてリドルに「僕も言ったんだ。キミも言わなくては不公平だ」と言われて私も渋々話した
その時からだろうか、私が「リドル」と呼び、リドルが「A」と呼んでくれるようになったのは
「なにしているんだい、はやく鏡の間へ行くよ。A」
「あ、は〜い。今行きますよ〜リドル!」
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ゆき桜(プロフ) - 面白いです！これからも頑張ってください！ (2020年8月10日 12時) (
レス) id: 9417010afe (このIDを非表示/違反報告)
てゃん - 続きが気になります！更新頑張ってください^^ (2020年8月10日 3時) (レス) id: 040106809d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仁兎 | 作成日時：2020年8月8日 15時
