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____鏡の間
「あ、ローズハート寮長!道を塞いですんません!」
「………………ん?ああ、お前たちか。まだ長話をするつもりなら、壁側によけるのだね」
「あれ?なんかアイツ、元気がねぇんだゾ」(小声)
「あー、そっか。寮長は実家でエグめの教育ママが待ち構えてるんだっけ。一時帰宅が憂鬱なにもなるか」(小声)
鏡の間に来ると毎度おなじみの彼らがいた
いつもならすぐに気づくのに今日はボーっとしていることが多い
む〜、どうすればリドルが元気になってくれるか…
「……リドル。俺はお前の家に立ち入り禁止だからケーキを届けたりはしてやれないけど……。いつでも店に遊びに来いよ。チェーニャも遊びに来るだろうし」
「そう、だね。ボクもお母様と少し……話をしてみようと思う
……聞いてもらえるかはわからないけれど……」
「……そうか。頑張れ」
「…きっと、リドルなら大丈夫」
目を見開いて私を見るリドル
私の声が少しでもリドルの助けになってくれればと思い、息を吸った
「リドルの声は、想いはきっとお母様にも届きますよ〜。
だって、今のリドルは前と変わって自分にちゃ〜んと向き合っています。
今度はお母様と向き合って、お互い満足するまで話し合えばもっと楽しくなりますよ〜!
折角のホリデー、充実した生活を送りたいですよね〜!!」
手を広げて笑って見せると、力が抜けたようにリドルは微笑んだ
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ゆき桜(プロフ) - 面白いです!これからも頑張ってください! (2020年8月10日 12時) (レス) id: 9417010afe (このIDを非表示/違反報告)
てゃん - 続きが気になります!更新頑張ってください^^ (2020年8月10日 3時) (レス) id: 040106809d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:仁兎 | 作成日時:2020年8月8日 15時