第２７話 姉バカ ページ29
―A宅
貴「た、ただいまー・・・」
フ「おかえりですー」
先に帰っていたフランが出迎えてくれる
フ「あ、いつかのミカン頭―」
貴「フランしーっ、思ってても言っちゃダメ。咬み殺されちゃうよ」
雲「何なの君達」
怒りを通り越したような呆れた溜息を吐き、靴を脱いで上がるセンパイ
貴「そういえば、結局なんで私の家に？」
雲「たっぷり話を聞かせてもらうためさ」
・・うわ、最高にＳな顔してる
逃げたい。全力で逃げたい
フ「Aねーさん？」
貴「ごめん現実逃避しようとしてた。フラン、リビングまで案内してあげて」
フ「はーい」
こっちですー。と、センパイの手を引いてグイグイと歩いていくフラン
・・・可愛い
え？姉バカ？可愛いもんは可愛いんです。なんとでも言えーってんだ←
リビングのキッチンで３人分のお茶を淹れ、２人のいるテーブルへ運ぶ
貴「・・えっと・・何、やってるんですか？」
フ「Aねーさんヘルプですーっ！！」
雲「このリンゴが悪いんだよ」
イスに座り、子供のように拗ねた顔で言い訳をする雲雀センパイの膝の上に
こちらに手を伸ばして助けを求めるフラン
そしてセンパイはフランの両こめかみに、グリグリと割と全力で拳を当てている
貴「雲雀センパイ、ストップ」
テーブルにコップの乗ったお盆を置きながら言う
雲「・・・仕方ないね」
解放されたフランは即座に膝の上から降りて、私の足に抱き付く
貴「よしよし・・何言ったのフラン？」
フ「ミーが何かした確定ですかぁー・・・ちょっとからかっただけですよー」
フランの“ちょっと”は“ちょっと”じゃないもんね
と納得
雲雀センパイの向かいのイスに座り、隣のイスにフランが座る
フ「ナッポー師匠といい、この黒ミカンといいー・・暴力反対ですー」
雲「ピク)・・六道骸の事かい」
貴「・・・」
どういう事？とでもいうかのような脅迫の目が私に向けられる
そういえば、骸くんの事ライバル視してましたねー・・・っていうかナッポー師匠で分かるんだ
フ「六道骸はミーの師匠ですー」
雲「・・・」
少し考え、何故か納得した表情のセンパイ
いや、いいの？
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夜久 あっくん(プロフ) - 完結おめでとうございます！今回も凄い面白かったです！次回作も頑張ってください！ (2017年1月4日 17時) (
レス) id: beef1d74ec (このIDを非表示/違反報告)
わさび10000％ - 完結おめでとうございます！次の作品もたのしみです！ (2017年1月4日 15時) (レス) id: e11ce2b783 (このIDを非表示/違反報告)
ほほふー - 完結おめでとうございます！ (2017年1月4日 8時) (レス) id: 3926f301a2 (このIDを非表示/違反報告)
マシマロ王子♪(プロフ) - 完コメありがとうございます！！自作は下書きがまだ何もできあがってないので、納得いく作品ができ次第投稿しようと思ってます♪ これからもどうぞよろしくお願いします！ (2017年1月4日 7時) (レス) id: 47c2b0a848 (このIDを非表示/違反報告)
瑠乃(プロフ) - 完結おめでとうございます！ (2017年1月3日 20時) (レス) id: 86e2518c33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マシマロ王子♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2016年12月15日 19時
