第１２話 笑い声 ページ14
貴「あの、ここに緑の髪の男の子来ませんでした？」
？「あぁ、その子なら此処にいますよ」
貴「やっぱり・・どこにいます？」
？「さあ、どこでしょう？」
・・・なんだコイツ
？「貴方、先日あの雲雀恭弥と一緒にいた・・・A、ですね？」
貴「あれ、なんで名前知ってるの？」
？「あの子供の事ならご心配なさらず。僕が術士として育ててあげますよ・・彼には才能を感じましたからねぇ」
貴「・・・」
フランの毒舌は私より凄いからなぁ・・
なんだかこの人の涙目が目に浮かぶ
貴「あの子の才能を開花してくれるのは嬉しいけど・・・なんか貴方変態っぽいから不安」
？「へんた・・っ」
貴「だって座ったままずーっと私の方見てニヤニヤニヤニヤ。あー怖い。フラーン！帰るよー！」
？「ちょっ・・・仕方ない。手っ取り早く済ませましょう」
貴「？」
？「女性を傷モノにはしたくないのですが・・・ね」
何言ってんだろうこのパイナップル
パキ・・
後ろからガラスを踏む音が聞こえ、振り向くと
貴「！フラン・・良かった。帰ろ？」
フ「・・・」
貴「フラン・・？」
なんだか様子がおかしい。珍しくリンゴも被ってないし・・
ゆっくりと私に近づくフラン
ギュッ
いつものように私に抱き付く
怖い思いしたのかな・・？
とか思ったけど、違ったようだ
ドッ
貴「！・・かはっ」
背中にまわした手に持っていたらしい何かで、後ろからお腹を刺され
理解したと同時に血を吐く
貴「フラ、ン・・？」
ぼやける視界の中、フランの顔を見ると
泣きそうなくらい歪んだ表情をしていた
貴「・・・っ」
地面に膝をつき、フランを包むように抱きしめる
小さなフランの体は、震えていた
フ「ぁ・・・A・・ねー・・さ・・・・っ」
貴「だいじょ、ぶ・・・だから・・・」
？「クフフフ・・・」
後ろでほくそ笑んでいるであろうナッポーの、ムカツク笑い声が聞こえる
？「その傷、一生残るでしょうねぇ・・・僕が責任をとってあげましょうか。僕の道具として、永遠に僕の傍に置いてあげますよ。クフフフフ」
貴「っ・・フランに、傷一つでもつけたら・・・ころ、す」
？「それは怖いですねぇ・・・さて、貴方はしばらく眠りなさい・・六道骸。僕の名です、覚えておいてくださいね」
パチンッという指を鳴らす音が聞こえると同時に
私の体は重力に従って地面へと崩れた
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夜久 あっくん(プロフ) - 完結おめでとうございます！今回も凄い面白かったです！次回作も頑張ってください！ (2017年1月4日 17時) (
レス) id: beef1d74ec (このIDを非表示/違反報告)
わさび10000％ - 完結おめでとうございます！次の作品もたのしみです！ (2017年1月4日 15時) (レス) id: e11ce2b783 (このIDを非表示/違反報告)
ほほふー - 完結おめでとうございます！ (2017年1月4日 8時) (レス) id: 3926f301a2 (このIDを非表示/違反報告)
マシマロ王子♪(プロフ) - 完コメありがとうございます！！自作は下書きがまだ何もできあがってないので、納得いく作品ができ次第投稿しようと思ってます♪ これからもどうぞよろしくお願いします！ (2017年1月4日 7時) (レス) id: 47c2b0a848 (このIDを非表示/違反報告)
瑠乃(プロフ) - 完結おめでとうございます！ (2017年1月3日 20時) (レス) id: 86e2518c33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マシマロ王子♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2016年12月15日 19時
