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エレンside
この人は一体、何を考えているんだろう。
普段から何を考えているのか分からない人だったけど、今は本当に分からない。
いや、普段はリヴァイ兵長のことしか考えていない人だったな……。
「というか、エレン」
「あ、はい」
「暇なんだけど」
「………はい？」
「暇なの！！ 何かやってよ」
…………この人、本当に何を考えているのかわからない。今この状況でそれを言うんだ……。
「えっと……」
ダメだ。今は全く何も出てこない。というか、この人は本当にここにいていいのか。
俺は自分の意思で巨人の力を操ることが出来ない。だから、なにかふとした瞬間に巨人になって、手負いのAさんを殺してしまうかもしれない。
俺は、化け物で。人間じゃなくて、何をしでかしてしまうか分からない要注意人物。それに、今は近くにリヴァイ兵長がいない。
もしもの時、俺を殺してくれる人が、近くにいない。
もしまた、Aさんの足を掴んで、地面に叩きつけようとしてしまったら──……
「エレン」
「あ、はっ──たい？！？！ え、なんでデコピン？！」
なんか知らねぇけど、顔を向けた瞬間デコピンされたんだけど？！ しかも結構な威力！ 痛い！！
「つまんないこと考えてそうだったから」
「え、つまんないこと？」
「自分は人間じゃないとか、他の人とは違うとか。そんなこと考えてたんじゃないの？」
「うっ……」
「図星か……本当に馬鹿だねあんた」
「ちょ、バカバカって……。普段のあなたの方がバカっぽいのに……」
「それが上司に向かって言うこと？ まぁ、兵士長とか分隊長とかじゃないけどさぁ」
あ、不貞腐れてしまった。そういうつもりで言ったわけではなかったんだけど……。
「……………あの」
「なに？」
「俺は、化け物なんでしょうか」
何を質問してんだよ。俺は化け物。人間じゃねぇ。仮に、化け物じゃないと言われても、納得できない。
だって、俺はこの手でAさんを……
「化け物じゃない化け物だって言う2つの選択肢しかないのなら、間違いなくあんたは化け物だよ」
「っ……で、すよね」
「あぁ。普通の人は巨人になんてなれるんけないじゃん。何聞いてんの？」
「すいません……」
リヴァイ兵長がいないAさんって、怖いな。もしかして、これが素？ なんだか、別人なんだけど……。
いや、俺に対して怒ってんのかもしれない。俺のせいで、足を……
「そして、私達も同じく、化け物だよ」
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percussion822(プロフ) - もみじさん» なるほど！！まだ決めていないでますね(；・∀・) (2022年10月15日 13時) (
レス) id: 5e57f3acae (このIDを非表示/違反報告)
percussion822(プロフ) - もみじさん» こんにちわ！読んでいただきありがとうございます( ⌯'֊'⌯) 違うバージョンと言いますと、シチュエーションとかですかね？ 今はまだ考えてないですね💦 (2022年10月7日 22時) (レス) id: 5e57f3acae (このIDを非表示/違反報告)
もみじ(プロフ) - こんにちは、このお話面白いです次は、違うバージョン出せれますか？ (2022年10月7日 14時) (レス) @page25 id: e4ff6976ba (このIDを非表示/違反報告)
percussion822(プロフ) - みゆこさん» ありがとうございます！！また違う物語でお会いできたら嬉しいです( *´꒳`* )♡ (2022年8月24日 10時) (レス) id: 5e57f3acae (このIDを非表示/違反報告)
みゆこ - 連載おつかれ様です！！(^○^) (2022年8月24日 8時) (レス) @page45 id: 88bc64309a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜桃 | 作成日時：2022年7月3日 3時
