汗も滴る色男！！ ページ12
Aside
エルヴィンから何故か、大量の資料を押し付けられた私、A。
えっと、1枚2枚3まっ──数えるのやめよう。少なからず30枚はあるし。いや、50？ 70……やめよう。数えると余計虚しくなる。
あぁ、早く終わらせてリヴァイ兵長の汗を拝みたい。称えたい。触りたい匂いを嗅ぎたい汗をふき取ってそれを瓶に入れて保管したい。
「ぁぁぁああリヴァイ兵長…………貴女不足で死にそうです。なんだったら、巨人を目の前にしているより今の方が死にかけているような気がしますぅぅうう」
と、言ってみてもお約束が訪れる訳もなく。ドアは開かれなかった。ちぇ、ここでお約束なら「俺がなんだ、気持ち悪いこと言ってねぇでさっさとやれ」みたいな素敵で美しく儚い可憐な声がドアから聞こえてくるもんだろふざけんなよ……はぁぁあああ。
「…………ん？ 外から立体機動の音？」
少し体を動かそうか。窓を開けて外の風を浴びよう。腰が痛いし、肩がこってる。あぁ、痛い。
「一体誰が訓練やってんだよ。まったく、こっちは資料という仕事が目の前にあるのによぉ。まぁ、今までサボりにサボったツケが回ってきただけなんですけどね」
今まで頭を使うものは全てハンジやエルヴィンがやってくれてたし。私なんて必要ないじゃん。どうせ馬鹿だし。
「えっt────え？」
え、なんで。今、窓を開けた瞬間。私の右頬を何かが掠った？
え、痛い。傷ついてるし血が出てる。いや、何が起きた？ 何が起きたのかわからんので反応すら出来ないんだが？
「おい、いきなり窓を開けるな。びっくりするじゃねぇか」
「…………あの、それは。あの、こっちのセリフなんですがリヴァイ兵長。というか、あの。え？」
待って待って待って。ひとまず、冷静になれ私。今のこの現状を把握させてくれ。
後ろを振り向くと、眉間に皺を寄せて立体機動のワイヤーを戻しているリヴァイ兵長。はい、かっこいいです。
そして、そんな彼の後ろにはなぜか穴が空いている壁。しかも、なにか鋭いものを指したかのような凹み方。
私の頬の傷……これって……。
「あの、リヴァイ兵長。私の部屋に何か用が？」
「特にない」
「ですよね知ってましたよ！！ なら、何故？」
「立体機動訓練だ。基礎の基礎だが、俺もちょうど体を動かそうと思っていたところだったからな。ついでに付き合ってた」
あ、あぁ、なるほど。それで汗を流して訓練を、はい。
………羨ましいなコノヤロウ。
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percussion822(プロフ) - もみじさん» なるほど！！まだ決めていないでますね(；・∀・) (2022年10月15日 13時) (
レス) id: 5e57f3acae (このIDを非表示/違反報告)
percussion822(プロフ) - もみじさん» こんにちわ！読んでいただきありがとうございます( ⌯'֊'⌯) 違うバージョンと言いますと、シチュエーションとかですかね？ 今はまだ考えてないですね💦 (2022年10月7日 22時) (レス) id: 5e57f3acae (このIDを非表示/違反報告)
もみじ(プロフ) - こんにちは、このお話面白いです次は、違うバージョン出せれますか？ (2022年10月7日 14時) (レス) @page25 id: e4ff6976ba (このIDを非表示/違反報告)
percussion822(プロフ) - みゆこさん» ありがとうございます！！また違う物語でお会いできたら嬉しいです( *´꒳`* )♡ (2022年8月24日 10時) (レス) id: 5e57f3acae (このIDを非表示/違反報告)
みゆこ - 連載おつかれ様です！！(^○^) (2022年8月24日 8時) (レス) @page45 id: 88bc64309a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜桃 | 作成日時：2022年7月3日 3時
