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王女 認識阻害 ページ19

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『それじゃあ…行きましょうか』

カルエゴ「待て、この私に屈辱的な姿を晒せというのか。何のために貴様を引き止めたと思ってる」


そうか、この姿で移動しても結局のところ移動間で目立ってしまっては意味がない…のならば。根本的に目立たなくすれば言い訳で


『私に策があります。……1年塔までの辛抱ですからね、先生』

カルエゴ「構わん、さっさとしろ」



●・●・●・●



コツ…コツ…と1人分の足音が誰もいない静かな廊下に響き渡る

空き教室に人が居ないことを確かめると、腕の中で隠れるわけでもなく堂々としているモフエゴ先生を解放する

緊張感からも解放された私は思わず壁に寄りかかりズルズルと座り込んだ

私の目線に合わせて飛ぶモフエゴ先生を見て少し笑いそうになる


カルエゴ「しかし貴様のセンスの無さには驚いた。この私にこんなふざけた”認識阻害グラス”を付けるなど」

『で、でも実際ここまでバレずに済みましたし…ぶふっ』

カルエゴ「笑うな」


目の前にはお花のメガネをかけたカルエゴ先生

これほどまでにお花が似合わない悪魔(ひと)がいるだろうか


『ん”ん”っすみません…もう誰もいませんし取っても大丈夫なのでは?』

カルエゴ「………手が短くて取れん。」


メガネを取ろうと必死に手を伸ばすモフエゴ先生。しかし一向に取れる様子はない

あまりにも可愛すぎる姿に思わず悶えてしまう


『とっ……ぶふッ……とって、あげますね……』

カルエゴ「む、」


プルプルと声が震えるのを必死に抑え、モフエゴ先生の可愛らしいメガネに手を添える

するとその時_あたりに爆発のような煙が立ち、視界が曇る

突然の事で目をつぶった私が再び目を開けるとそこには

馬乗りになったカルエゴ先生とその顔に手を添える私

2人きりの教室

物理的に急接近した私達は時間を忘れて互いを見つめていた

王女 2人きり→←王女 万引き



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豆腐の凉宮 - ...........しゅき......⊂`∀´⊂ (6月3日 23時) (レス) id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
失踪癖(プロフ) - 怜さん» ご報告ありがとうございます!修正いたしました (2022年10月26日 17時) (レス) id: 400882964c (このIDを非表示/違反報告)
- 王女 記憶のページでデルキラのセリフの前の部分がサリバンと同じになってます。 (2022年10月26日 11時) (レス) @page33 id: 5601f6ae98 (このIDを非表示/違反報告)
失踪癖(プロフ) - 美桜さん» コメントありがとうございます!オペラさん落ちの小説、更新中です! (2022年10月19日 20時) (レス) id: 400882964c (このIDを非表示/違反報告)
失踪癖(プロフ) - ゆーなさん» ありがとうございます!気長にお待ちください♡ (2022年10月19日 20時) (レス) id: 400882964c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:失踪癖 | 作成日時:2022年7月10日 22時

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