【短編、反応集】魔界に祝福を【魔入りました入間くん】

貴方だけでいい【キッシュ】 ページ4

【ヤンデレ注意】




キッシュ「A…っ、どうしたんスか？そんなに泣いて…」


『うっっひっぐ…キッシュ…先輩…』



とある空き教室で1人こっそりと泣いていた時

同じ生徒会に所属している先輩、キッシュ先輩が私を見つけ出してくれた

先輩は私に何かあった時いつもこうして慰めてくれる



『私、また失敗しちゃってｯ…もう、生徒会のみんなにもっ…嫌われますよね…ｯｯ』



下唇を噛み締め大粒の涙をてで大雑把に拭う

それをキッシュ先輩は親指の腹で優しく受け止める



キッシュ「大丈夫…俺がいますよ、Aには俺がついてます」



そういって慰めてくれるキッシュ先輩

そんな先輩に私はひっそりと好意を寄せている



キッシュ(まぁ、Aが失敗するように仕向けたのは俺なんスけど…)



全生徒がAを目の敵にするのも、生徒会がAの事をよく思ってないのも



キッシュ「俺を恨まないでくださいね、A」



『…？なん、ですか？』



キッシュ「なんでもないっスよ」




そういった先輩は薄ら笑いを浮かべ私を抱きしめてくれた



けれど私は知っている





この計画が全てキッシュ先輩の思い通りになっていることを





『(ふふ…可愛い先輩。私の本当の気持ちも分からずに一生懸命に、本当に可愛い。私のキッシュ先輩)』

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