夢見る乙女は最強無敵【魔入りました！入間くん】 (ページ8)

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クララと一緒2 ページ8

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２時間後...

イル「も…ムリ…」

『うん…さすがにちょっと疲れたかな…』

クラ「元気ペコペコ！？」

まだまだ元気なクララは制服に付いた可愛いポケットを叩く

するとポケットからは絶叫コーラ、お菓子、様々なものが溢れ出てきた

イル「それって…」

クラ「これ…！？私の家系の特技なの！見たことある物なら何でも出せるよ！」

あれよあれよと様々な物を出すクララちゃん

すると「クラりんだ！」とどこからかクララちゃんを呼ぶ声が聞こえた

なんだ、仲のいい悪魔いたんだ。なんて思ってたのに

「まぁーた飼い主増えたのか」「ジュースくれよ」

そんな言葉が聞こえ、耳を疑う

『今のって…』

クラ「あのね！ああやって何かあげるとね喜んでくれて、たまーに遊んでくれるの！」

思わず入間君と顔を見合わせる

入間君がそれって…と言いかけた時

クラ「でもね！こんなにちゃんと遊んでくれたのは入間ち達が初めて！だからね…あのっ…また…一緒に遊んでくれる？」

おずおずと聞くクララに二つ返事でOKをするとクララは喜んで跳ねた

●・●・●・●

『いけないいけない、いつもの時間に遅れちゃう…』

もうすっかり三人と遊ぶことが日課になった今日この頃

ショートカットに非常階段を使おうとしたところ、先客がいたようだった

しかもいわゆるヤンキー、降りるの怖いな。なんて思っていてたら「特待生」という言葉が聞こえてきた

「＿しっかし、特待生も物好きだな。あのおバカちゃんとまだつるんでるらしいぜ」

「なんであんなアホ女と…」

私達の話…？しかもよく見たらあのヒト達、クララちゃんにジュースねだってた…

「便利だからに決まってんだろ。あの能力がなきゃ誰もあんな面倒な女相手にしねーよ。貢ぎ物もむしろ迷惑料だ

適当にあしらってたま〜に”使う”のがいいんだあーゆーのは。特待生もそのうち飽きるだろ」

なっ、信じられない。クララちゃんは誰よりも優しい女の子なのに

「知ってるもん」

聞きなれた声が聞こえる

＿＿クララちゃん、聞いてた…！？

階段を駆け降りると緑色の髪の毛が中庭に向かうのが見えた

『クララちゃん！』