48話 ページ49
「まさか…渉に頼んだのが新曲だったとは…。その素晴らしい作曲の速さは相変わらずだね」
『…それはどうも、言っとくけどもう私に何を言っても聞かないから。
私は北斗みたいにおばあちゃんに言ってもらったわけじゃないけど、支えてくれる周りがいるから
だからもう指図はされない。…けどまぁ北斗の契約書を破り捨てたところは少し生徒会長には見えたから
生徒会室での発言は謝る、けど今までのことは謝らない…。はい、これでいい?』
「相変わらずですねA!!ツンデレですか!」
『渉さん…さすがに違うからやめて』
「まったく…君たち天才というものは羨ましくて憎たらしい。このライブ、絶対に勝利して見せる」
「私には誉め言葉です!」
『嬉しくない…けどまぁ、トリックスターだって負ける気はないよ』
そういって、Aは小さく笑いながら会場へ向かっていった
「英智、あんたはあの笑顔を崩したいと思いますか?」
「渉、僕を脅すのかい?」
「いやいや皇帝陛下にそんなことは言いませんよ!けど…ほかの方々がどう思うかとね」
「…まったく。けど正直あの才能ではなく存在を崩すのは僕ももう嫌だよ。
なんやかんや僕もあの子の笑顔というか存在に弱いからねw…さぁ行くよ渉」
「はい!」
そういって2人は会場へ走って行った。
『準備はOKです、マイクの調整もOK照明に異常はありませんか?』
「はい!」
『よし…じゃあ8人はステージ内へ』
そういわれてインカムをつけながらステージの管理を担当していた。
ステージ上の管理を楽しそうにしている姿にあんずも少し微笑みながら手伝いをしていた。
『先生、準備OKですお願いします』
「あいよ〜」
「分かりました」
そういって、先生の椚先生と佐賀美陣先生が会場の司会のため舞台上に立った
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作者名:reichan | 作者ホームページ:http://kurakura.raraya
作成日時:2020年12月26日 18時