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47話 ページ48

『…控室に行きたいけど、どこにあんの』

Aは7人を追いかけたが、見つからずに会場の近くをうろうろしていた。

だが小さな声でAの耳に語るような声が聞こえてきた

「この上に行けバ、君の願いは叶うサ」

『夏目!!』

聞こえた声は夏目の声のため信頼して、言われた通り階段を駆け上った。上った先には飛行船が学園とつながれていた

上って後ろに振り向くと屋上には夏目、つむぎそして後輩である春川宙がいた

『め、珍しいメンツ』

「さぁ、行きなヨ。君が望むべき行動をとりナ」

『ありがとう夏目、つむぎさん、宙くん』

そういって、飛行船の控室へと走っていき、勢いよく扉を開けた


「俺がお前に言いたいことは一つ!遅いぞコンニャロー!」

「ふふふ…もっと殴れ明星…俺はそれだけの罪を犯したんだ…今日が最後のライブになっても…」

扉を開けた先にはスバルによって腹パンされているキャラが変わってしまっている北斗がいた

最初は何が何だか分からず呆然してしまっていたが真緒と真に声をかけて状況を聞いていた

「最後なんて言うなよ。俺達は最高のユニットだ!そうだろほっけ!」

「明星…」

そういって2人は一緒に手を握っていた。

Aは少しほっとして2人を見ていたが、次に天祥院を不安そうに見ていた

「残念だよ。fineへの加入申請書だ。君を契約で好きに縛ることができる」

『ねぇ真緒。今ここであいつを止めに行っても私は正当防衛になる?』

「だめだろ!」

「相変わらずですね〜Aは!」

「まったくだよ…。だが…僕は生徒会長だ。その権限を持って北斗、君を自由の身にしてあげる」

その言葉に全員はほっとして喜ぶように向かい合っていた

「だがその代わり容赦しないよ」

「望むところだ!…Aもすまないな心配かけて」

『いいよ、気にしなくて帰ってきてくれるだけで十分。

それで?曲とダンスの方は平気?ダンスはともかく曲調は……』

「もちろんだ!楽しませてもらう!」

「あの曲は俺も好きだな〜」

「僕も!あの頃を思い出す感じで楽しかった」

「あぁ!!スタートラインがもう一度見える感じだからな」

『そう、それはよかった!んじゃ先にステージ裏に行って少しだけ練習してきな。あんずも4人をお願い』

「うん!」

そういって5人は先に会場へ楽しそうに走って行った。

5人が先に行ったのが見えると、Aは横にいた天祥院と渉の方へと体を向けた

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作者名:reichan | 作者ホームページ:http://kurakura.raraya  
作成日時:2020年12月26日 18時

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