奏でさせるそれが作曲家【あんスタ】 (ページ25)

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24話ページ25

Aは親の才能もあり血をそのまま引き継いでいた

それはつらいものだったピアノの練習を無理やりさせられてその上に虐待だった

だがそこに救世主が現れた、それが凪砂と日和だった

Aは音楽はもう嫌だと言ってはいたが、凪砂と日和の楽しそうな歌う姿に感銘を受け

まだ音楽は大好きだという気持ちを与えてくれた。

Aが代えさせてくれたのは宗もあるが凪砂と日和もその1人である。

『ではまた、私はこれで失礼します』

「うん、またね」

「いつでも相談にのるね！」

Aはそういって食堂を後にした。

だがそれは相談にのりたかったが周りがそうさせてくれないようだった。

「A！！この曲のアレンジをもう少し強くしてくれ！」

『え、あの…先ほどの訂正を直したばかりなんですが』

「ノン！それだけじゃダメだ！時間がないのなら経験を積むがいい！

他のユニットの曲を作って少しでも曲になれるんだね！今すぐにだ！」

『あの…宗さん少し休んだ方が』

「僕が決めたのだ！作曲家である君はそうするべきなのではないかね！」

『…わ、分かりました』

Valkyrieがドリフェスに出ることを決めてからしばらく宗の様子は明らかに変わっており

みかやなずなへの態度もだが芸術にこだわりが強いため曲の意識が高い宗は

特にAの曲をもっともっとよく使おうと必死になっていた。

『(宗さん…帝王になることに必死になってる。けどドリフェスが終わったら少しは落ち着く…そのために私は経験を得なきゃ)』

Aは気持ちにこたえるため普段は1日に1回を限度で依頼を受けているが

経験を得ようとするがために1日に4回の依頼を急いで受けていた。

『(宗さん…が。もとに戻ってくれるなら、それでいい。アイドルが幸せなら…

たとえ私が倒れてもいい…次はうちのクラスの…あぁ、あの時の男の子の

ダンスは上手い、周りのメンバーの歌唱力も高い…。今日はこのユニットで最後かっ…寝よう)』

宗だけでなくAにもプレッシャーがかけられていた。

「天祥院先輩！あのこれ…俺たちの新曲が届いたんです…しかも如月さんの」

「けど俺達にはこんなレベルの高い曲歌えない…いや、俺たちはfineにあこがれたんです

だからこの曲を使ってください！」

「君たち！いくらなんでもそれはないね！もらった曲を別に渡すなんて」

「少しは曲を大切に…」

「いいさ…今はもうこの曲の権利はこの子たちだそしてそれを僕に渡している…なにも文句は言えないさ」