奏でさせるそれが作曲家【あんスタ】 (ページ24)

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23話ページ24

たったの半年で夢ノ咲の状況は変わっていた今じゃドリフェスがこの学院を完全に支配している

Valkyrieはその波にのれずドリフェスに出ていないため生徒からは嫌な目で見られていた。

その影響はAにも少しずつ受けていた

「如月さんってfineの作曲しないの？今はその時代じゃん」

「あの腰抜けValkyrieの作曲とかだけじゃ才能の無駄だって…」

「俺もそう思う、あそうだ俺も依頼していいか？曲の新しくユニット作るんだ」

『…ごめん、依頼はもらっておくけど私が曲をどうするかは自分で決めることだから』

Aはそういいながら下を向き、1人で廊下を歩いていた。

「浮かない顔はよくないね！」

「大丈夫？」

『…』

Aが食堂へ向かうとそこには食事中の凪砂と日和に会い、相席という形でお昼となった。

何も言わずに急に近くにいたため、Aは黙ったまま静かに食べていた。

「今はfineの時代そしてValkyrieは終わった。だがValkyrieがそそのかした言葉で

とある1つの曲の才能が失われている」

『…あの！！なんなんですか急に悪口言いに来たんですか？』

「違うよ…落ち着いてA。日和くんはそういうことを言おうとしたんじゃない

私たちはそんなことを思ってないって言いに来たのさ」

『え？』

「そうだね！悪い噂が立っているけど気にすることはないさ！

君が誰に曲を与えたいのかは自由だからね！僕はそれに賛成するさ

……だから無理はしないでね、今少し英智君が何かをしようとしている気を付けという忠告をいいにきたんだ」

その言葉にAは驚いていた、敵という存在に近い2人ではあったが、2人はAがとある事情で幼いころからの知り合い

そのため妹のように大事にしているからか、Aの心配をしていたからだ。

「さて！僕のキッシュが届いたね！一緒に食べるかい？」

『まぁ…一口だけなら…』

～Aの小さいころ～

「全然だめ！！もう少し音を下げなさい！ピアノと1つになる！！あぁ！違うのよ

だめよ！！口を動かす暇があったら脳に音を！手を動かしなさい！」

『ご、ごめんなさい！』

「アイドル業界のゴットファーザーが死亡…そして次のニュースです

そのゴットファーザーについていた作曲家の如月さんが娘に虐待をしていた罪で逮捕されました」

「君は…」

『A…』

「僕たちは苗字も聞きたいね！」

『き…如月』

「そうかい…それはもういいね！ところで歌を歌わないかい？楽しいんだ！」