20話 ページ21
〜去年〜
『…どうしよ。ほかのユニットの会議で遅れちゃった!』
これは去年のことである、Aがまだ1年生でそして作曲家として名をはせた時代だった
そして急いでValkyrieのメンバーが待っている部屋へ階段を使い駆け上っていた。
『すみません宗さん!!遅れました!』
「ノン!!遅いのだよ!だがしかし…もう少し身だしなみをきちんとしたまえ!
彼にも女性なのだから、無駄な体力を使っては君の音楽の才能がだいなしではないか!」
そうValkyrieのリーダーである斎宮宗はAの乱れていた服装を楽しそうに直していた。
普通ならば危ないように見えるがAのためを思ってと分かっているため誰も何も言わなかった
「にしても仕事また増えたんやて?大変やなAも」
『うん、けどこうやって曲を作って誰かを幸せに出来るなら嬉しいよ』
「君の曲は芸術にこだわるべき!と言いたいところだがそこまでは言わないさ。
ところで今回流す曲の変え替えはできているかね?」
『はい、ばっちりできてますよ』
「さすがA、昨日頼んだのに仕事早いなぁ、すごいで」
そうAを羨ましそうに見つめていたのは同じくValkyrieのメンバーである影片みかだった。
『ありがとう、みかくん。なずな兄も着替え終わってることだし音響の準備してきますね
じゃあまた、宗さん、みかくん、なずな兄』
「うむ、よろしく頼むよ」
そういってAは嬉しそうに講堂へと走っていた
Aは天才作曲家として有名であり大忙しだった、だが曲の才能を改めてほめてくれたのは
宗だったその存在は大きな影響を与えAはValkyrieに曲を提供することが多かった。
そしてValkyrieライブが始まった
まさにライブは完璧に計算しつくされたものだったそれが夢ノ咲TOPの実力だった
『(なずな兄、少しダンスがぎこちないけど平気かな…やっぱ声のこと気にしてるのかな)』
そうこのライブの曲のなずなの声は録音されたものだった、声変わりがきていたため今までのソプラノの高い声がだせていないのだ
『(人形か…みかくんは羨ましがってたけど。いいのかな…これで
私は宗さんのライブは好きだ芸術的だから、けどそれが原因でなずな兄を苦しませちゃいけないと思う
けど天祥院さんという人が今危ういなかで私は何も言わない方がいいよね…)』
Aは音響を担当していたが見惚れているのもあるが不安そうにライブを見ていた
138人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:reichan | 作者ホームページ:http://kurakura.raraya
作成日時:2020年12月26日 18時