奏でさせるそれが作曲家【あんスタ】 (ページ11)

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10話ページ11

『あ…みんな帰ってきた』

「おかえり～4名様ご到着」

全員「4名様？」

『げっ…』

本来帰ってくるのは先にいたスバルを除いてあんず、真、真緒の3人のはず

だが1人、身に覚えのない人物がレッスン室にいたのだ。

「ゆうくん～」

「げっ」

「お化けでも見たような反応だね。超ウザい」

『…いや、そりゃあこんな人がいたら』

「あれ？Aもなんでここにいるわけ」

『いや、なんであなたもいるんですかここに』

「遊木の知り合いか？」

「これがちょっと面倒な人で

knightsのメンバーの瀬名泉さん。昔からなぜか僕に突っかかってくるんだよ～」

そう瀬名泉は昔からの真のモデルの先輩である

「俺はかわいい後輩を応援してあげようとしてただけなのに～。

何を張り切ってるのか知らないけど遊君才能ないんだから。遊君は綺麗なお人形。飾られてこそ輝く」

『…泉さんそのいいかたはないですよ』

Aは真の前にたち、泉をギロッとそのままにらんだ

「だからね。お遊びはやめてグラビアの世界に戻っておいで？」

「お遊びじゃ…ないです僕は本気です。

Tricksterは空っぽだった僕の人生で初めて見つけた宝物なんです！絶対失いたくない…もう心を殺しながら生きていくのは嫌なんです！」

『(強くなったなゆうくんは)』

「こいつは努力してる。真は綺麗なお人形なんかじゃない」

「そうだそうだ！」

「遊木の頑張りも知らないで適当な事は言わないでもらいたい！」

真だけでなく真緒、スバル、北斗の全員が今までの真の行動を知っているため

全員が真の主張を強く推していた

「馬鹿馬鹿しい。努力とか情熱だけで渡っていけるほどアイドル業界は甘くないよ～」

『はいはい…用事がすんだらとっとと出ましょうか』

「ちょっ！俺の背中を押すなんて生意気なんだけど！」

Aはそういいながら泉の背中を押しながら自身も教室を出て行った

『泉さん、あなたは何がしたかったんですか？』

「別に…。ところでなんでAもあそこにいたわけ…

まさかアイドルの曲はまた作るって言うんじゃないよね…。

そしたらまたあんたは引きこもる…この世界から逃げた方がいいよ」

『……泉さん、あなたが私にそう言いたい理由…分かりました。

けど、逃げません…。たとえなんであろうと私は決めたんです…

あのころとは違う輝きを持ってる…それがみんなだから、逃げたくないんです。

自分が決めた目標から』

「…ばかばかし、倒れないでよ弱いんだしあんた」