1番近くに。４

イチネン記念日 ページ17

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あれから何度も何度もキスを交わして。






「…はあ、やべ我慢出来なくなっちった」


『ちょ、ちょっと//』





まるで家にいるかのように
甘〜い雰囲気に呑み込ませようとする宏光。









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「今日はここに泊まろうぜ」


『えっ？』


「裕太のやつ、朝までパック予約しやがった」


『…明日まで、いてくれるの？』


「もちろん。明日の夜で帰っちゃうけど」









こういう時だ。









遠距離は辛くても
会えた時その分の嬉しさや幸せがある。





これはもう他じゃ
比べ物にならないくらいの幸せ。





それがあるから遠距離でもやっていける。









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「あーでもカラオケだと最後まで出来ねーな」


『はっ！？』


「せっかく会えたんだし、やることやんないと」


『ばかなの…？//』


「さすがに限界だわ
Aに触れられなくて、俺死にそうだったもん」









このままだと絶対にカラオケで襲われる…









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『…んっ……』




ボーッとしてたら、突然唇を奪われた。









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『ちょ、ほんとだめっ//』






キスをしながらブラウスのボタンを一つずつ外していく。







『…ねえ…っ……』


「嫌なの？」


『そ、そうじゃないけどっ//』


「あー場所の問題か」


『そうだよっ！ここカラオケだもん』


「じゃあ、またホテルでも行く？」









それはそれは恐ろしいくらい色っぽい視線で。









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『…おうち』


「え？」


『今日誰もいないから』


「Aの家？」


『そう…』






これが私から出た、精一杯の答え。









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「それってお家で襲ってください
って言ってるようなもんだよな」


『…そ、そうだよっ！///』


「これ以上、かわいーこと言うなよ」








さっきより、激しく唇を奪われて
私の体もゾクゾクして熱くなってきて…。









「やっぱ帰るか」


『うん…//』









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こうして2人で甘くて長い夜と
幸せなイチネン記念日が迎えることができました。









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「もうちょい…頑張れよ……っ」



『…もうっ…むり……///』









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おしまい。



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