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私たちが次のカムバックを準備している間に、Red velvetがデビューした。
「めちゃくちゃ可愛いね...」
先ほどまでRed velvetがいたその場所をぼーっと見つめながらユンソが言った。彼女たちが練習中の私たちの元へ挨拶に訪れたのは突然のことだった。
きっとみんな同じ気持ちだ。彼女たちのデビューは私たちのデビューのときから決まっていた話だったが、いざデビューすると少し気後れしてしまう。代表はコンセプトに差をつけてどちらも売り出していくとは言っていたが、正直どちらかが売れてしまったときどうするんだろう？
「大丈夫、ユンソも可愛いよ」
「もうちょっと感情込めて言ってよ。ほんとAオンニは...」
ユンソの乾いた笑い声が響く。焦りや不安を感じているのはみんな一緒だった。今回の活動は3rdミニアルバムになる。来年には1stフルアルバムが出る予定だ。遅くてもフルアルバムで一位が取れなかったら、少し厳しくなってくるかもしれない。
「絶対あの子たちより先に売れてやるんだから」
ずっと黙りこくっていたジウオンニがぽつりとそう言った。
自動販売機に小銭を入れコーラのボタンを押そうとしたら、後ろから伸びてきた手にカフェオレのボタンを押されてしまった。振り向くと、ジェヒョンがニヤっとしながら私を見下ろしている。
「ちょっと」
「へへっ、ヌナってほんとにコーヒー飲めないんですね」
「そうだよ。あ〜私のコーラが」
「そんなAヌナに、コーラです！」
じゃーん！と自分で効果音をつけながらジェヒョンは目の前にコーラを差し出した。さっき買ったんです、と言いながら彼は私の手元のカフェオレとコーラを素早く交換する。
「いいの？」
「お互いお疲れ様って奢ったことにしましょう」
「...ありがとう」
二人で近くの椅子に座る。ジェヒョンがくれたコーラはまだ冷たかった。隣に座るジェヒョンがじっと私の顔を覗き込む。なんか前にもこんなことあったな。
「なに。そんなに見ても何も出ないよ」
「...ヌナ、疲れてます？」
「え？そりゃさっきまで練習してたし」
「そうじゃなくて、気持ちが疲れてるのかなって。ヌナ今そういう顔してるから」
ドキッとした。今までそういうの上手く隠せてきたつもりなのに。
「ヌナ、わかりやすいって言われません？」
「そんなこと言うの君で二人目だよ」
「へぇ、僕が最初じゃないんだ。妬けるなぁ」
もう一口コーラを飲む。ジェヒョンがボソリと呟いた言葉は聞こえなかったふりをした。
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けーぽらぶ(プロフ) - 夜明けのパンセ楽しく読ませてもらっています!!更新頑張ってください!!ｵﾁがジェヒョンだととっても嬉しいです(←私事 (2018年5月13日 10時) (
レス) id: 9254041074 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - momoさん» ペンだなんて…！嬉しいお言葉ありがとうございます；；このごろ時間ができたのでできる限り更新しようと思いこんな感じになっています(笑) パンセ３もまたよろしくお願いします(^^) (2017年9月5日 21時) (レス) id: 73e1005785 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - サミさん» コメントありがとうございます！やっとここまで追いつきました(笑)もう少しNCTも出せるようにしたいです… (2017年9月5日 21時) (レス) id: 73e1005785 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - この頃たくさん更新が続いていて、朔さんペン＋夜明けのパンセペンとしてはとても嬉しいです…！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) 更新頑張ってください！！また１から読み直してニヤニヤして来ます！笑 (2017年9月5日 14時) (レス) id: 24b0e028a7 (このIDを非表示/違反報告)
サミ(プロフ) - 最近更新多くて嬉しいです！NCTデビュー！他メンバーも出てくるの期待します！ (2017年9月5日 1時) (レス) id: cb3d8806c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔
| 作成日時：2017年3月5日 1時
