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「今日は競技に出ないの？」
ミンギュが思い出したようにそう言った。ミンギュはリレーに出るらしい。思えば今日この話題を幾度となく口にしている気がする。出ないよと答えると、ミンギュは納得したように頷いた。
「それはやっぱり、足の怪我が原因で？」
「え、どうして気づいたの？ジョンハンたちでも気づかなかったよ」
「わかるよ。俺はヌナのことなら何でもわかるんだよ」
そう言ってミンギュが得意そうな顔で笑った。誰にも気づかれないならそれが良いと思っていたのに、あっさりバレてしまっていたらしい。
「さっきちょっとだけ、足引きずってた」
「嘘、ほんとに？じゃあファンの人たちにもバレてそうだなぁ」
「ファンの人たちは多分俺よりもっとヌナのこと見てるよ」
「だよね、あとで報告しないと」
この後、ファンの人たちに差し入れを配りに行く予定だ。そこで大丈夫だということを言っておかないとと考えていると、ミンギュが心配そうな顔でこっちを見ていることに気づいた。
「大丈夫だよ。軽い捻挫みたいなものだから」
「練習中に怪我したの？まさかコンサート中とか...」
「それはない。コンサート終わって休みの間、することないから練習室行ったんだけどそこでちょっと転んじゃって。ほんと恥ずかしい。まぁでも痛めた程度だから、安静にしてれば治るよ」
「痛めた程度って言うけど、Aヌナはすぐ大丈夫って言うから不安だよ」
「心配しないで。今もこうやって、何もせず安静にさせてもらってるし。本当に痛かったらここに来ないで家にいるよ」
本来は短距離走に出場する予定だった。ジウオンニとユンソが絶対に出てはいけないと半ば脅迫気味に私に詰め寄らなければ、今頃出ていたかもしれない。二人の心遣いはとてもありがたく、この後に控えるスケジュールをこなすためにも競技に出ないのが最善策であった。
「無理しすぎないでね」
「わかってる。あーでも、やっぱりどうせなら出たかったなぁ」
「ヌナ、本当だったら何に出る予定だったの？」
「短距離。私、意外と足速いの知ってるでしょ？」
「そういや、そうだったね」
高校の頃たまたま授業が被っていたミンギュが、私の５０ｍ走の測定を見ていたことを思い出してそう言うと、ミンギュは懐かしそうに目を細めた。
「もう卒業だよ、俺たちも」
「あっという間だね。私は当日行けないけど、大好きなチキンとピザは届けるから」
「やったー！チキンは半々のやつで！」
「ミンギュってばほんと...」
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けーぽらぶ(プロフ) - 夜明けのパンセ楽しく読ませてもらっています!!更新頑張ってください!!ｵﾁがジェヒョンだととっても嬉しいです(←私事 (2018年5月13日 10時) (
レス) id: 9254041074 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - momoさん» ペンだなんて…！嬉しいお言葉ありがとうございます；；このごろ時間ができたのでできる限り更新しようと思いこんな感じになっています(笑) パンセ３もまたよろしくお願いします(^^) (2017年9月5日 21時) (レス) id: 73e1005785 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - サミさん» コメントありがとうございます！やっとここまで追いつきました(笑)もう少しNCTも出せるようにしたいです… (2017年9月5日 21時) (レス) id: 73e1005785 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - この頃たくさん更新が続いていて、朔さんペン＋夜明けのパンセペンとしてはとても嬉しいです…！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) 更新頑張ってください！！また１から読み直してニヤニヤして来ます！笑 (2017年9月5日 14時) (レス) id: 24b0e028a7 (このIDを非表示/違反報告)
サミ(プロフ) - 最近更新多くて嬉しいです！NCTデビュー！他メンバーも出てくるの期待します！ (2017年9月5日 1時) (レス) id: cb3d8806c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔
| 作成日時：2017年3月5日 1時
