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side貴方
___________そして、今。
神威と神楽、二人仲良くお買い物をしているのを見つけてつい声をかけてしまった。
普通に呼んだつもりなんだけど二人共肩を震わせるぐらいびっくりして。
なんだか申し訳ない気持ちになる。
その後も目が泳ぎっぱなしの二人に首を傾げてると、ぽんと肩に置かれた彼の手。
それを見て血相を変えた二人、神威は置かれた手を払いのけ彼を睨みつける。
ピリッとした空気に一変し、一触即発状態になってしまった。
「A何してるネ!何でそいつと…‼」
「か、神楽?どうしたの落ち着いて…」
「落ち着いてなんていられない。そいつはAの何なの?」
「え?何って…」
神威も神楽も様子がおかしい。
問われた質問に「何だろう…?」と思いながら朧を見上げると、頰を染めて視線を逸らす彼。
……?
皆一体どうしたの?
「答えられないの?」
「か、神威…?」
「ねぇ、言えないような仲なの?そいつと」ギリッ..
「っ…、ぃ…」
「!」
「………何、入って来ないでよ。俺はAに聞いてるんだ」
「兄ちゃん落ち着くネ…!」
掴まれた腕は指が食い込む程強く握られる。
思わず痛みに声を漏らしてしまうと反応した朧が引き剥がすようにその手を払い、私を背に隠した。
酷く冷めた瞳をする彼に神楽も驚いたのか、止めようとしてくれる。
だけどその腕を振り、彼の瞳はただまっすぐ朧に注がれていた。
「答えろよ。お前は、Aの何だ」
.
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かっぱの子(プロフ) - リンゴさん» ありがとうございます!作者も出来れば全員の落ちが書きたい…!とは思うんですが(^^;全員分作れるよう頑張りますね!! (2018年3月27日 21時) (レス) id: 28c80c45d6 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - めっちゃ面白いです!はまりました!ときどきピンクがあるのがまたいい!沖田最高です!できれば全員の落ちがみたい・・・です! (2018年3月19日 20時) (レス) id: 493df71fa5 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - こあらさん» ありがとうございます!!^ ^もう既に大分話数くっちゃってますね…wこれからもっともっと急展開になっていくのでお楽しみ下さい!! (2018年3月16日 11時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - やったー!一番だー!新作出したと聞いたので急いで飛んできました!!いやー今回もとても楽しみです!ー相変わらず大好きです!ほかの作品もずっと応援しています!これからも更新頑張ってください!もう一度言います!大好きです!長文失礼しました! (2018年3月11日 23時) (レス) id: 1bc18c067e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かっぱの子 | 作成日時:2018年3月11日 20時