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side貴方
彼の名前を呼んだけど返事が無かったので不思議に思い、雑誌でも読んでると言ってたから雑誌コーナーへ顔を覗かせると酷く驚いて手に持っていた本や並べてあった雑誌を床に落としてしまった銀時。
何をそんなに慌ててるんだろうと思い視線を床にやれば、納得出来た。
………わ、悪い事しちゃったな。
「ご、ごめんね気が回らなくて。その…ゆっくり読んでくれてていいから。私もうちょっと何かないか見てくるし、気にせず読んでてて?」
さっ、と床に散らばった本を集め彼に渡し、逃げるようにその場を去ろうとした。
けどそれは彼の側にいた忍者のような格好をした人に阻まれる。
「アンタ…初めて見る顔だな」
「…?ど、どうも…?」
「俺は服部全蔵。アンタは?」
「A、です」
「!アンタがそうか。へぇ…」
「??」
「猿飛がよくアンタの話してる。あの優しい笑顔で貶されたいってな」
「さ、さっちゃん…?」
なんて事を言ってるのあの子…。
思わず苦笑いしてしまう。
彼はもしかしたら、さっちゃんの仕事仲間さんかな?
同じ忍者だし、えぇっと確か…
「御庭番衆…?」
「ああそうだ。よろしくな」
「うん、よろしくね」ニコッ
「…!なるほど…」
この顔にやられた訳か、とグリグリ銀時をつつく全蔵。
どういう意味だろう。
私そんな変な顔してるかな?
全蔵につつかれて灰と化していた銀時は意識を取り戻すと、真っ赤に頰を染めしーっ、しーっと彼の口を塞ぐ。
「しかし寛大な心持ってんなA」
「え?何で?」
「普通こんなの見てたら引くだろ?」
「あ"っ、お前…!」
ヒラヒラとからかうように先程まで銀時が持っていた雑誌を揺らす全蔵に銀時は慌てた声を出す。
「そうなの?私は別に引いたりしないけどなぁ…」
「へぇ…何でだ?」
「?お、男の人は皆そういうのが普通なんでしょ?」
「…そうか。じゃあこれ見ても、それ言えるか?」ニヤッ
「え?」
ぐい、と銀時の服に手を入れ、何かを取り出した全蔵。
それは________
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かっぱの子(プロフ) - リンゴさん» ありがとうございます!作者も出来れば全員の落ちが書きたい…!とは思うんですが(^^;全員分作れるよう頑張りますね!! (2018年3月27日 21時) (レス) id: 28c80c45d6 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - めっちゃ面白いです!はまりました!ときどきピンクがあるのがまたいい!沖田最高です!できれば全員の落ちがみたい・・・です! (2018年3月19日 20時) (レス) id: 493df71fa5 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - こあらさん» ありがとうございます!!^ ^もう既に大分話数くっちゃってますね…wこれからもっともっと急展開になっていくのでお楽しみ下さい!! (2018年3月16日 11時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - やったー!一番だー!新作出したと聞いたので急いで飛んできました!!いやー今回もとても楽しみです!ー相変わらず大好きです!ほかの作品もずっと応援しています!これからも更新頑張ってください!もう一度言います!大好きです!長文失礼しました! (2018年3月11日 23時) (レス) id: 1bc18c067e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かっぱの子 | 作成日時:2018年3月11日 20時