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side銀時
「ぎゃあァァァア!!マジ無理ほんと無理…!」
「ぎ、銀時…」
「うわぁぁあ俺今日で人生終わり?え、終わり?」
「あの、ぎ…」
「無理無理無理うぎゃあぁ!」
「ぎ、銀時!」
「っ!え、あ、な、な...に…………、っ!!?」
「……っ」
「わ、悪ィA...‼」
ヤベェ怖さなんて吹っ飛んだ。
飛びついた俺が顔を埋めていた場所。
それは彼女の…………だぁぁぁぁ!!!!
「(やっべ…!だからすげぇいい匂いしたのか……、って俺変態かよ阿保!そうじゃねーだろ今は!えーとこういう時どうしたら…っ)」
「………ッ」フイ..
「(っ!!!ずりィだろそんな顔!いや仕方ねぇけど!そりゃあんなとこ…、ッ思い出したら駄目だ!)」
キちまう…!
ぎゅ、と自身を抑えながら彼女に視線を向ける。
俺が顔を埋めてた所為で大きく開いた足の為、乱れた着物。
ぺたんと座り込み口元に手を当て、耳まで赤くして俯く姿。
ドクンッ____、と心臓が飛び出そうな程跳ねる。
こんな最悪な状況作った癖に、更に頭は最低な事を考えてる。
「(ああクソ可愛い…‼このままここで押し倒してぇ…っ‼)」
乱れた着物ももっと乱してやりてぇ。
その顔も、限界まで赤く染め上げたい。
そんな事を頭ン中で考えていると、またさっきの事を思い出していく。
「(黒のレース…。意外っつーか、割とダイタンなモン履いてんだな…)」
それさえもイイ。
かなりイイ。
むしろもっとあれなの履いてて欲しい。
そんで俺が………
あ、やべ。ちょっと妄想ストップ。
これ以上はまずい。
非常にまずい。
邪神を振り払うようにフンゴッ!と一発自分を殴った。
「A、その…わ、悪「銀時…」…へ?」
「後ろ……」
「…え」
いつのまにか彼女の顔から赤みは消えていて、遠慮気味に俺の後ろを指差す。
瞬間、俺からは一気に嫌な汗が出てきた。
振り向きたくない、そう思っていても体は勝手に動きギギギと機械のように振り返る。
「っギィヤァァァアアァ!!!!」
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かっぱの子(プロフ) - リンゴさん» ありがとうございます!作者も出来れば全員の落ちが書きたい…!とは思うんですが(^^;全員分作れるよう頑張りますね!! (2018年3月27日 21時) (レス) id: 28c80c45d6 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - めっちゃ面白いです!はまりました!ときどきピンクがあるのがまたいい!沖田最高です!できれば全員の落ちがみたい・・・です! (2018年3月19日 20時) (レス) id: 493df71fa5 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - こあらさん» ありがとうございます!!^ ^もう既に大分話数くっちゃってますね…wこれからもっともっと急展開になっていくのでお楽しみ下さい!! (2018年3月16日 11時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - やったー!一番だー!新作出したと聞いたので急いで飛んできました!!いやー今回もとても楽しみです!ー相変わらず大好きです!ほかの作品もずっと応援しています!これからも更新頑張ってください!もう一度言います!大好きです!長文失礼しました! (2018年3月11日 23時) (レス) id: 1bc18c067e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かっぱの子 | 作成日時:2018年3月11日 20時