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side沖田
「え、嘘おまわりさんも一緒なの?」
「俺だけじゃねェ土方さんや旦那、桂も同じでィ」
「……あ"?」
「何その奇跡みたいな偶然。全く嬉しくない」
「こっちの台詞でさァ」
こちらでもまた重いため息が出る。
つーかこいつらもまだこの花持ってるっつー事はAに会えてねぇ?
だとしたら一体どこに…
「……まさかと思うが、A居ねェのか?」
「へい。もう随分探してやすが一向に見つからねェ。お前等ンとこかと思ったが違うみたいですねィ…」
「家は?」
「居なかった。…でももう時間も経ってるし、流石に帰ってきてるか…?」
気づけば日も傾いてきてる。
薄暗くなった空はどこか不穏な空気をかもし出していて、俺は妙な胸騒ぎを覚えた。
不安な気持ちを抱えたまま三人で彼女のアパートの前まで戻ると既に帰ってきていた旦那達。
俺が連れてきた後ろの二人(の持ってる花)を見て落胆するも、気を取り戻したように真剣な顔つきに変わる。
「……その様子だと見つからなかったみてェだな」
「土方さん達もですかィ?家は?」
「まだ帰ってねー。ほんとどこ行ったんだあいつ…」
「携帯も繋がらねェな…」
「もしかしてと思って大将に電話したがやはり今日は仕事に入ってないみたいだ」
「えー…」
はぁぁ…とため息が×6になった時…
「あらイケメン軍団♡」
どこからかそんな言葉が聞こえてきて、あまりにもこの空気に似合わない声色だったから全員ががくっとコケかけた。
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かっぱの子(プロフ) - リンゴさん» ありがとうございます!作者も出来れば全員の落ちが書きたい…!とは思うんですが(^^;全員分作れるよう頑張りますね!! (2018年3月27日 21時) (レス) id: 28c80c45d6 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - めっちゃ面白いです!はまりました!ときどきピンクがあるのがまたいい!沖田最高です!できれば全員の落ちがみたい・・・です! (2018年3月19日 20時) (レス) id: 493df71fa5 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - こあらさん» ありがとうございます!!^ ^もう既に大分話数くっちゃってますね…wこれからもっともっと急展開になっていくのでお楽しみ下さい!! (2018年3月16日 11時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - やったー!一番だー!新作出したと聞いたので急いで飛んできました!!いやー今回もとても楽しみです!ー相変わらず大好きです!ほかの作品もずっと応援しています!これからも更新頑張ってください!もう一度言います!大好きです!長文失礼しました! (2018年3月11日 23時) (レス) id: 1bc18c067e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かっぱの子 | 作成日時:2018年3月11日 20時