検索窓
今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:91,068 hit

495 ページ6

side万斉






年齢制限のあるものだと知らなかったAが選ばずにゲームをやめようとする。


…が、意外にもそれを制したのは晋助で矛盾した行動に拙者達は首を傾げた。


あれだけ不機嫌になっていたではないか。


それを何故自ら…





「…誰を選ぶつもりだった」



「んぶぅっふ!」



「来島、ガムテープはあるか」



「え、や、ここにはないッスけど…」



「仕方ない、拙者が口を抑えておいてやろう」



「万斉先輩こそ肩震わしてますッスけど」






そう言う来島もだろう?



自分の世界に没頭している武市を除き、四人で晋助等の会話を一歩引いた所で聞き耳立てる。


それに気付いたAがどうしたのかとこっちを気にしようものなら頰に手を添え無理やり自分に視線を戻す。


笑うなという方が難儀でござる。






「選ぶって…えーと、こう、矢印長押しして止まった人にしようかなぁ、と…」



「…気を引く奴いなかったのか?」



「…?う、うん。ただどんなゲームなのかやってみたかっただけだし…」



「………」






安心の方がやや大きめではあるようだが、彼女の好みが分かるかもしれないという期待は残念であったな。


ストレートに「選ぶとしたら」とは聞けないらしく腑に落ちないまま黙って彼女を抱きしめ続ける晋助。


拙者達の腹筋を壊す気か。






「晋助?…あ」



「…何だ」






珍しく気付いたでござるかA。



はた、と思いついた顔をした彼女に感心したのは一瞬。






「もしかしてだけど…晋助もこれしてる?」



「ぶっふぅ‼」



「え、辰馬?…陸奥?何でまた子ちゃんも万斉も皆笑って……」






言っちゃいけなかった…?と心配そうに晋助を見上げるAは、どうやら見当はずれな言葉を拙者達が吹いたのを見て当たったと思ったらしく、更には晋助はそれを隠していて気付かれたくなかったものだと勘違い。


拙者達はそれを知っていて暗黙の了解で黙っていたとでも思ったのかごめんなさいと謝る彼女。



晋助が不憫でしかないでござる。






.

496→←494



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (88 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
744人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 逆ハー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

李由華 - 更新頑張ってください!楽しみにしています! (2020年1月27日 17時) (レス) id: a39b69135d (このIDを非表示/違反報告)
李由華 - おもしろくてドキドキしちゃいました! (2020年1月19日 0時) (レス) id: a39b69135d (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - リリアさん» お返事遅くなってしまいすみません!!ログインされた状態で、設定画の検索からフラグ有含む、というのが選択可能になります (2020年1月6日 13時) (レス) id: cb7d4e3a10 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - 何卒さん» お返事遅くなってしまいすみません…!この中ですと暗殺教室ぐらいですかね…作者も新作を作りたいと思ってるんですが、現在あるものの更新が滞っておりまして…新作はもう少し後になってしまいそうですm(_ _)m (2020年1月6日 13時) (レス) id: cb7d4e3a10 (このIDを非表示/違反報告)
リリア(プロフ) - また質問すいません。かっぱの子さんが教えてくれた、検索の際にフラグ含めが分かりません。できればでいいのでやり方?というのでしょうか?教えてくださると嬉しいです。(返信めんどくさかったら無視してかまいません) (2020年1月2日 13時) (レス) id: a1c1a0f2f0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:かっぱの子 | 作成日時:2019年5月29日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。