ここにいる【銀魂】第12章

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side貴方






「なんかこう…凄く落ち着くッス」



「「？」」





お風呂を借り、夜ご飯も食べさせてもらって現在また子ちゃんのお部屋。


テーブルを囲み緑茶を飲みながら三人で話に輪を咲かせていると、突然そう言った彼女。


何が？というように陸奥と二人首を傾げてみせれば遠い目をし何かを思い出して乾いた笑みをこぼしている。






「いや、前したお泊まり会と全然違うじゃないッスか。もう、平和。平和でしかないッス」



「あ、ああー…」



「Aも思い当たる事があるのか？」



「うん…少し前にね、お泊まり会をしたんだけど家の中がぐちゃぐちゃになって…」



「……聞かなくても面子が分かった気がする」



「楽しかったッスけど疲れたッスね」







コクンと首を縦に振った。


流石にあのままでばいばいは言えないしまず寝る場所も無かったから復帰を試みたけどとにかく大変だったなぁ…



その時の事を思い出し今を見るとうん、確かに平和だと思う。


陸奥が私達を見てくすくす笑い、でも今度は彼女も入れてまたお泊まり会出来るといいねと話していると部屋の扉がノックされた。



また子ちゃんが返事をした後ドアノブを回し姿を現したのは辰馬でその後ろには晋助が。


辰馬は開口早々_______






「陸奥ー、高杉が客間用意してくれたぜよ。一緒に寝(ﾊﾞﾝｯ ﾊﾞﾝｯ 」



「礼を言う高杉。その前にゴミ箱はあるか？客間以外で且つすぐに処分される場所がいいな」



「……窓から捨てた方が早ェ」



「ポイ捨ては好まんが致し方無いか」







…………ん？陸奥、撃っ……




すごい真面目なトーンで話が進んでいくからついていけてない頭。


更に撃たれた辰馬は生きていて頭から血を流しながら泣き彼等に文句を言ってる。


チラ、とまた子ちゃんを伺えば無言で首を横に振った。



なるほど、つっこみ放棄か。




よし、じゃあ私も。







二人して無言になり彼等のやりとりをただ聞いていた。



辰馬って銀時以上のいじられキャラなんだ。






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