ここにいる【銀魂】第12章

492 ページ3

side貴方






先程隣で聴いた軽快な音が手元で鳴り少しだけびっくりして手を跳ねさせた。


画面が真っ黒になった後右下に『Loading...』の文字が出てきてもうしばらく待つ。


再び画面が明るくなった時にはゲームのタイトルと一緒に8人ぐらいの男性キャラが映っていた。




あれ…これもしかしなくても乙女ゲームというもの…？


武市さんがしているものと多分ゲームのジャンル的には一緒だろう。


年齢は……うん、考えるのはやめておこう。





話には聞いた事あるけど現物を見た事はなく、初めて見るものに気分は少なからず高揚する。


好奇心に動かされ『GAME START』の文字を指でタップ。


するとやっぱり先程武市さんのを覗き見た時のようにスタート画面にいた男の人達がズラッと並び選択から始めるようだった。






「誰選ぶんスか？」



「⁉び、びっくりしたまた子ちゃん、いつの間に後ろにいたの？」



「さっきッス。で？で？」



「え、で？って言われても…」






何故か乙女ゲームを手にしてる事には触れられなかったけど、恋のお相手には興味津々だ。



いや、そんな真剣にしようとしてた訳じゃなくてただどんなものか気になったからちょっとだけやってみようかなと思っただけなんだけど…



プロフィールだけ見て後は矢印を長押しして適当に止まったキャラにしようとしてたんだけど…






「適当とか絶対駄目ッスからね‼キャラによってボーナスストーリーとかもらえるアイテムとか変わってくるんスから！」



「そう、なんだ？」






………詳しいね？また子ちゃん



隣に移動してきた彼女は一人ずつプロフィールに＋αで性格を教えてくれた。





.

493→←491

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す