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side貴方
ピンポーン...
朧と話していると、玄関のチャイムが鳴る。
誰かな、と思って扉を開ければそこにいたのは銀時。
おっす、と短く挨拶した後彼はチラッと玄関を覗き見、そして怪訝な顔をした。
「……誰か来てんのか?」
「あ、うん。ちょっとね」
「………靴から見てだけど、まさか男?」
「そうだよ…ってちょ、銀時⁉」
肯定した途端に私を押し退け部屋へと進んで行く彼。
不思議に思いながらもその後をついて行くと、彼は部屋の中…朧の姿を見て血相を変えた。
「…っは⁉んでお前が…‼」
「………………ッ!!」
「あれ、知り合い?」
…………って可愛いものじゃなさそうだね。
二人共臨戦態勢だし。
とにかく止めなきゃ。
どうどうとまずは銀時を収め、次に急に立ち上がったからふらついた朧を支える。
「朧、そんな急に動いちゃダメだよ。ゆっくり」
「………っ」
「A!!そいつに近付くな‼」
「何で」
寝転ぶのは嫌がったから座らせると、朧はギロ、と銀時を睨む。
それは銀時も同じで警戒を最大にし、私を彼から引き剥がした。
そしてグワングワン肩を揺さぶる。
「お前…!何がどうなってあいつがここにいんだよ⁉」
「落ち着いて銀時、ちゃんと説明するから」
「何もされてねーだろうな⁉」
「うん大丈夫。心配しすぎだよ」
声を荒げる銀時を宥め、事情を説明した。
朧にも銀時との関係…というか友達だという事を伝える。
二人共だいぶ唸っているけど、何とか事情を呑み込んでくれたみたいだ。
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ミウラ(プロフ) - 本当に今まで読んだ銀魂の夢小説の中でダントツで面白いです大好きです。題名になってるここにいるの意味がわかったときは感動で溶けましたこれからもずっと応援してますがんばってください大好きです! (2021年1月16日 21時) (レス) id: 3103cb23ea (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - 海外に、行っていたのですか!お帰りなさい!明日は、バレンタインデーですねぇ・・・くそぉリア充爆発しろ・・・小説のバレンタインの話は好きですが、現実はつらいですww義理チョコの量が多すぎて死にそうですwwこれからも更新頑張ってください!長文失礼しました (2018年2月13日 21時) (レス) id: 1bc18c067e (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - 奏さん» ありがとうございます!!なるべく早くに更新出来るよう頑張りますね!! (2018年2月7日 9時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - アユラさん» ありがとうございます!笑更新頑張ります^ ^ (2018年2月7日 9時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - 咲夜さん» が、頑張って下さい!笑 (2018年2月7日 9時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かっぱの子 | 作成日時:2017年12月5日 21時