ここにいる【銀魂】第7章

268※追記あり ページ8

side朧









「……………」








真っ暗になった部屋。



静かな部屋に響く、呑気な女の寝息。





どこの誰かも分からない、名前すら名乗っていない俺に警戒もせず普通に眠る神経は正直どうなってるのかと思う。





す...と何度か女の首元に手を持っていこうとするものの、何かがそれを止め、結局また自分の元へ帰ってくる。




_________殺そうと思えば、殺せる。








なのに何故か、それを拒む自分がいた。





恩を受けたからか？



問いかけても答えは出てこない。







___________________________だが。









「(…………何なんだ、この感情は)」









無防備な寝顔を見ていると、心臓がぎゅう…っと掴まれるような感覚に陥る。



それに加え、沸騰するように熱くなる体。




熱のせいじゃないということは流石に分かった。







…だか俺には、この感情の正体が何なのか皆目見当もつかない。






自分の胸に手を当て、うずくまるように体を縮こませながら鼓動が収まるまで静かに待った。








____________________________________


※追記



お話の途中失礼します。


今回クリスマスが近づいているということで、急遽アンケートを実施させて頂きます。



ご参加頂けると嬉しいです！！



かっぱの子作品クリスマスアンケート
http://uranai.nosv.org/u.php/enq/namadesu/





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