ここにいる【銀魂】第7章

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side貴方








「ちょっとAちゃん⁉今のなぁにー⁉」



「沖田隊長のあんな甘い顔初めて見たわぁ‼」



「いやーん羨ましい‼ね、ね、どっちが本命なの⁉」



「Aさん俺にも！俺にもして下さい‼」



「お、俺も…！」



「俺もしてほしいっす‼」








わっ、と一部始終を見ていた女中の皆さんや隊士の人達が寄ってきて口々に言う。



い、色々言われて何から答えたらいいか分からない。


そんな中一番積極的な隊士さんがお願いします！と頰を近付けてきたのでそれから応えようとすると…







ドッカーンッ!!







バズーカが飛んできて、群がっていた隊士さん達は物の見事に吹っ飛んでいった。


何をどうしたのか近くにいた私や女中さんには当たらなかったけど。




バズーカの飛んできた方向を見れば、先程とは打って変わったドス黒い…いや、怖い顔をしている総悟。







「………今Aに頼んだ奴、全員覚悟しやがれ」



「「「「ひぃっ、す、すみません沖田隊長!!」」」」



「許すかよ。全員牢屋ぶち込んでやらァ」








どこから持ってきたのか縄を手に持つと、あっという間に隊士さん達をぐるぐる巻きにし引きずって出ていった総悟。



…隊士さん達、大絶叫だったな。






何をそんなに怒ってたんだろう。



そんな事を思いながらまた手を動かし、洗い物を進めていく。




洗い終えると今度は食堂やお風呂の掃除と、女中の皆さんと一緒にたくさん話ながら仕事をした。





それにしても…真選組の女中さんは恋バナが大好きみたいだ。



そういう関係じゃないって何度も言ってるのに総悟や十四郎の事を聞いてくる。



終いにはじゃあ誰が好きなの⁉と物凄い迫力で問い出された。





じゃあって何。




私いないって何度も言ってるのに…







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