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side貴方
「「「〜っ⁉」」」
「「「「…………!!?」」」」
「A…」
「ふふ、甘えんぼさんだね総悟は」
「………Aにだけでィ」
「可愛いなぁもう」
食堂の調理室で、朝食の片付けをする私にピッタリとくっつき肩に顔をうずめる総悟。
洗い物を任されてるからその場から動かないし別に私はいいんだけど、他の女中の皆さんが手を止め、少し頰を染めながら目を丸くしてこっちを見てる。
食堂の席にいる隊士の人達も信じられないものでも見るような目で私達…いや、総悟の事を見ていた。
「あっまあまじゃねーか沖田隊長…」
「あの人あんな顔出来んだな…」
「素面でいるAさんに俺は感心するわ…」
「沖田隊長の方が女っぽいの俺の気の所為…?」
「俺も思った」
ボソボソと聞こえる隊士さん達の会話。
少し距離があるから途切れ途切れにしか聞こえないけど、総悟女の子っぽいって言われてるよ。
私はどっちかって言うと仔犬っぽいと思うけど。
とにかくかわいい。
そんな時食堂の入り口から、「総悟ォォオォオ!!!」と十四郎の大きな声が聞こえてきた。
「てんめぇさっさと仕事しやがれ‼ただでさえ今日女中が少なくて困ってんのに邪魔すんじゃねーよ!」
「A、邪魔ですかィ…?」
「ううん、全然。けど総悟、お仕事あるならそっち優先だよ?終わったらまたおいで」
「……へーい。仕方ねぇ、うるさい土方コノヤローにどやされる前に行きまさァ」
「うるさいって何だ‼お前の所為だろーが‼」
「はて何の事だか。あ、A。仕事行く前にあれ、元気の出るおまじないしてもらっていいですかィ?」
「いーよ。…ん、はい、頑張ってね」
「ありがとうございまさァ。そっこー終わらせて戻ってきやす」
チュ、と頰に口付けると嬉しそうに笑い、十四郎と言い合いしながら出て行った総悟。
いつも思うけど、本当に私があんな事して喜ぶのだろうか。
不思議に思うけどまぁ本人からしてと言ってきてるんだしいっかと考えるのを止める。
すると…
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ミウラ(プロフ) - 本当に今まで読んだ銀魂の夢小説の中でダントツで面白いです大好きです。題名になってるここにいるの意味がわかったときは感動で溶けましたこれからもずっと応援してますがんばってください大好きです! (2021年1月16日 21時) (レス) id: 3103cb23ea (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - 海外に、行っていたのですか!お帰りなさい!明日は、バレンタインデーですねぇ・・・くそぉリア充爆発しろ・・・小説のバレンタインの話は好きですが、現実はつらいですww義理チョコの量が多すぎて死にそうですwwこれからも更新頑張ってください!長文失礼しました (2018年2月13日 21時) (レス) id: 1bc18c067e (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - 奏さん» ありがとうございます!!なるべく早くに更新出来るよう頑張りますね!! (2018年2月7日 9時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - アユラさん» ありがとうございます!笑更新頑張ります^ ^ (2018年2月7日 9時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - 咲夜さん» が、頑張って下さい!笑 (2018年2月7日 9時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かっぱの子 | 作成日時:2017年12月5日 21時