検索窓
今日:13 hit、昨日:52 hit、合計:478,518 hit

100 ページ10

side土方









「…………ありがとな、A。総悟のこと」









少し離れた所で二人を見ていたAに、俺は話しかける。








総悟が近藤さんの想いに気付いたのも、多分Aのおかげだろう。









………本当にこいつには、世話になりっぱなしだ。









「ふふ、仲直りできて良かったね」



「…………ああ」



「……十四郎、気をつけてね?これから、あの予告状届いた所に行くんでしょ?」



「いや、それはもう片付いた」



「え」









Aが軽く目を見開いて驚いた顔をする。









まぁそうだろうな。









俺は総悟が出て行った後、何が起こったか話した。









総悟が出て行って数分後、その予告状が届いた所に監察に行ってた山崎から連絡が入った。









何者かによってそいつらが、全員縄で縛られていると。








雨の中俺たちは車を走らせ現場に着くと、本当にそいつらは縛られていた。









何があったのか意識のあるやつに聞くと、どうやら過激派攘夷志士、高杉にやられたらしい。







俺たちはもちろんその後そいつらを連行し、牢屋にぶち込んだが、未だ高杉の真意は掴めず。









「…何考えてんだか。きっと碌な事じゃねぇ」



「…………」



「A?」



「違うよ。晋助は、意味の無い事はしない」



「………は?」









…………晋助、って言ったか?今…。







こいつ、高杉と知り合いなのか…?









…………そういやぁ…。









「……A、お前、高杉と知り合ったのいつだ?」



「え?つい最近…一ヶ月前ぐらいだけど…」



「くくっ…なるほどな…」



「え、何?」



「何でもねぇ。気にすんな」









一ヶ月前といやぁ、ちょうど高杉が大人しくなり始めた頃だ。






前までは幕府に関わるテロでは確実に裏にあいつがいた。







でも最近パタリと動向が無くなり、終いにゃ対幕府の話を蹴ったって噂もある。









…………あいつも、Aに会って変わったか。









「…こりゃ相当厳しい戦いになるな」



「え?」



「A、余所見すんなよ?」



「?」








全く理解できてないAに口角を上げて笑うと、俺は視線を近藤さん達に戻した。

101→←99



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (208 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
460人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 逆ハー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

夜叉丸(プロフ) - すごいです!この神がかったて文才分けてください...あ、私は最近占ツク始めた白銀月というものです!あの...よければ話読んでみてくれませんか? (2019年6月25日 20時) (レス) id: a5f796a462 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子 - 神無さん» ありがとうございます!!これからもよろしくお願いします!! (2017年9月14日 18時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子 - 小鳥遊☆優さん» お返事遅くなってすみません!ありがとうございます!!吉田松陽は出て来る予定ですよ!もうしばらくお待ちください^ ^ (2017年9月14日 18時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
神無 - この小説を読んだ瞬間にかっぱの子さんの大ファンになってしまいました!これからも応援してます! (2017年8月21日 2時) (レス) id: d0c87e0316 (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊☆優(プロフ) - また、かっぱの子さんの小説大好きです!これから最新頑張って下さい。応援しています。 (2017年8月18日 14時) (レス) id: ac9ea514ce (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:かっぱの子 | 作成日時:2017年6月27日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。