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side貴方
「…………なぁ」
「ん？何？」
「………………」
「え、何どうしたの」
声をかけてきた、と思ったら黙る晋助。
今日の晋助は少しおかしい。
立ち止まって首を傾げると、じっと私を見つめて何かを言うのを躊躇っている。
「…………晋助？」
「……わりぃ、何でもねぇ」
「え、気になるじゃん。言ってよ」
「………………」
「………………」
またもや無言。
本当にどうしたの。
「…………まー言いたくないならいいけど。
じゃ行こっか」
「………………っ待て」
「わ…」
「！」
再び歩き出そうと私が一歩踏み出すと、慌てて晋助は手を引っ張る。
それにより重心が偏り、倒れかけたところを晋助が受け止めてくれた。
「びっくりした…。どしたの？」
「…………わりぃ」
一言だけ謝罪を述べると、私の背中に手を回し、抱きしめてきた。
そのまま私の首筋に顔を埋める晋助。
髪が肌にかかりくすぐったかったけど何とか耐え、晋助の背中に手を回し優しく撫でた。
「…………晋助…？」
「………………」
「………………」
未だ何も言わない晋助。
これは酔っている…のか、それとも…。
��甘えて��いるのか。
もしくは両方かもしれない。
とにかく今の彼にいつもの余裕なんてなく、何かと葛藤しているようにも見えた。
「…………ね、晋助。今日ウチ泊まる？」
「………………」
答えない変わりに抱きしめる腕に力を込めた晋助。
これは多分、イエスの合図だろう。
私はゆっくり晋助から離れると、また手をとり歩き始めた。
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夜叉丸(プロフ) - すごいです！この神がかったて文才分けてください...あ、私は最近占ツク始めた白銀月というものです！あの...よければ話読んでみてくれませんか？ (2019年6月25日 20時) (
レス) id: a5f796a462 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子 - 神無さん» ありがとうございます！！これからもよろしくお願いします！！ (2017年9月14日 18時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子 - 小鳥遊☆優さん» お返事遅くなってすみません！ありがとうございます！！吉田松陽は出て来る予定ですよ！もうしばらくお待ちください^ ^ (2017年9月14日 18時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
神無 - この小説を読んだ瞬間にかっぱの子さんの大ファンになってしまいました!これからも応援してます！ (2017年8月21日 2時) (レス) id: d0c87e0316 (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊☆優(プロフ) - また、かっぱの子さんの小説大好きです！これから最新頑張って下さい。応援しています。 (2017年8月18日 14時) (レス) id: ac9ea514ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かっぱの子
| 作成日時：2017年6月27日 21時
