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黒く淀んだ空が、たくさんの雨を降らす。







今日は1日雨予報で、とても出掛けられる程の雨量でもなかった。









そんな中、江戸の治安を守る真選組屯所から、何か大きなもめている声が聞こえる。









ーーーーーーーーーーーーーーーー









「何ででィ近藤さん!」



「何でも、だ。総悟、お前は屯所に残ってもらう」



「…っ、俺より、土方さんの方が役に立つって言うんですかィ…!」



「そうは言ってないだろ!ただ俺は…!」









声の正体は、近藤と沖田。








二人が何で揉めているのかと言うと、真選組に送られてきたある一通の手紙からだった。









《5日後、我々は真選組屯所に総攻撃を仕掛ける。
それを止めたくば、我らのアジトまで局長である近藤と側近一名で来ることだ。
複数で来た場合、それがわかり次第すぐに総攻撃を開始する》









そして近藤が、連れて行く人を土方に任命した。









それに沖田が強く反発する。









もちろん沖田自身、土方の実力も想いも知っていた。







だけどやはり、普段から敵対視している相手である土方。







…自分を選んで欲しかった、近藤を護れる存在だと思って欲しかった。









そんな思いが心の中に募る。









「総悟!何も近藤さんは…」



「土方さんは黙ってて下せェ!
……っ、もういいでさァ」



「っおい!どこに行く総悟!」



「総悟!待て!」



「……………っ」









引き止める近藤らの声も聞かず、沖田は雨の中屯所を飛び出した。









すぐに追いかけた二人だったが、天候のせいで視界も悪く、見失ってしまう。









沖田は雨の中ひたすら走り、辺りの薄暗さに溶け込んでいったーーーーーーーー。

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夜叉丸(プロフ) - すごいです!この神がかったて文才分けてください...あ、私は最近占ツク始めた白銀月というものです!あの...よければ話読んでみてくれませんか? (2019年6月25日 20時) (レス) id: a5f796a462 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子 - 神無さん» ありがとうございます!!これからもよろしくお願いします!! (2017年9月14日 18時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子 - 小鳥遊☆優さん» お返事遅くなってすみません!ありがとうございます!!吉田松陽は出て来る予定ですよ!もうしばらくお待ちください^ ^ (2017年9月14日 18時) (レス) id: 56c25e8926 (このIDを非表示/違反報告)
神無 - この小説を読んだ瞬間にかっぱの子さんの大ファンになってしまいました!これからも応援してます! (2017年8月21日 2時) (レス) id: d0c87e0316 (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊☆優(プロフ) - また、かっぱの子さんの小説大好きです!これから最新頑張って下さい。応援しています。 (2017年8月18日 14時) (レス) id: ac9ea514ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かっぱの子 | 作成日時:2017年6月27日 21時

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