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side沖田
「ね、ねぇ…も…いい…?」
「まだでィ」
「A、次こっちね」
「ま、まだ着るの…⁉」
「「当たり前」」
俺達は先程の店に戻って、今度はAを好きに着飾る。
男が着る女装専用の店だったが女用の普通のコスもあって、俺達は何着も手に取ると取っ替え引っ替え着替えてもらっては写真を撮り、を繰り返していた。
……にしてもなんつー可愛さ。
何着ても似合うし、彼女に合っている。
それだけで十分やべぇのに恥じらいながら着替え終えると出てくるからなんかもう色々倍増。
「か、神威…。これ、ちょっと入らない…」
「え?どれ……、っ〜〜〜〜!!!!」
「?どうしやしたかィ。…っ⁉」
「え、ふ、二人共…⁉」
どうしたの?と顔を覗き込むA。
首を傾げる事で胸元が開き、ボタンの締まらないそこからきゅっと寄せられた谷間が見える。
俺達二人は即座に鼻を塞いだ。
神威が選んだチャイナドレス。
超ミニかつぴったりと肌に合う形のそれは彼女の体のラインを強調し、エ○さを際立たせている。
しかも短ェだけじゃなく横には大胆なスリッド入り。
見えるか見えないかのそれに俺達の期待を高ぶらせるのは至極当然だった。
そして極めつけは、胸元だけ合わないサイズ。
ボタンが締まらずどうしよう、と悩む彼女の姿を見に行って俺達はノックアウトされた。
「あーもう無理!我慢できない‼」
「おい神威、テメェ何を…」
「A、俺が着せてあげるから。こっち」
「え?ひゃっ、か、神威…⁉」
「っテメェ!離しやがれ‼」
「おまわりさんうるさい。ほら…動かないで。もっと胸寄せないと…」
「じ、自分で出来るから…!だい、じょ…っん!」
「俺がもう大丈夫じゃないの」
ね、イイ…?と腹に腕を巻き耳に唇を寄せ囁く野郎にAの顔が真っ赤に染まる。
…ふざけんな。
何も良くねェ。
1秒でも長くその胸糞悪いモンを見たくなくて野郎の手を払いのけると自分の腕の中に収めた。
Aは、俺のモンだ。
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かっぱの子(プロフ) - あさきさん» コメントありがとうございます! (2018年9月2日 11時) (レス) id: 0363bbcb34 (このIDを非表示/違反報告)
あさき - 晋助様onlyの裏短編集がいいです!! (2018年8月25日 5時) (レス) id: bb36b65e09 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - シャープ♯さん» 了解です!!コメありがとうございます!! (2018年8月22日 20時) (レス) id: 00a7dd5484 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - ひめかさん» 了解しました!コメありがとうございます^ ^ (2018年8月22日 20時) (レス) id: 00a7dd5484 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - キリカさん» ありがとうございます! (2018年8月22日 20時) (レス) id: 00a7dd5484 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かっぱの子 | 作成日時:2018年4月30日 15時