ここにいる【銀魂】第10章 (ページ5)

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side沖田

「…………」

「…な、何かごめんね？総悟…」

申し訳無さそうに眉を下げるA。

あ"？勝負の結果？

会話から分かんだろ。

俺の全敗でさァ。

「沖田さん…」

「総悟…」

「「「「(………ど、どんまいです…)」」」」

全員から憐れみの目を向けられる。

それもそのはずだ。

考えてもみろィ。

俺は隊服、対して彼女は着物。

脱ぐもんなら明らか俺の方が多い。

彼女なんて一枚脱がしただけで相当な姿になっちまうってのに。

それでも全敗。

あいことか一切無しに、綺麗にストレート負け。

あっという間に下着一枚になった自分を見てため息を零す。

普通はこういうのって、相手がそうなって恥じらう姿見てそのまま………、っつーのが流れだろィ。

トランプの時もそうだが、彼女にはつくづく＂普通＂は通用しねぇみたいだ。

「じゃあ沖田さん、ゲームが終わるまでそのままの姿でお願いしますね」

「⁉え、た、妙ちゃん⁉それは可哀想だよ…！」

「ルールだもの。ね？王様」

「はい！隊長お疲れ様です‼」

「で、でもこのままじゃ風邪引いちゃう…。せ、せめてどっちかだけでも……！」

＿＿＿＿＿＿＿優しさの塊ですかィこの人は。

どんな時でも人の心配。

今ンな事言われたら反応しちまうからヤベェんでィ…

Aがどれだけ訴えても姉御も隊士も周りの奴らも面白がり聞く耳持たない。

隊士の奴らはとりあえず後でシメるとして、どうするべきかこの状況…

他の奴なら別に恥ずかしくもなんともねぇが、隣に座るのはAだ。

側にいるだけでドキドキしちまうのに、耐えれるモンなのか…？

隠す事も出来ねぇし、どうしたものかと困っているとまた姉御が爆弾投下してきた。

「じゃあAちゃんが温めてあげたら？」

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＿＿＿＿＿＿＿＿普通に死にやすからそれ。

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