ここにいる【銀魂】第10章

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side貴方









ドーンと金時が身構える前に突進してきた白い生物もといエリザベス。


その後から何故か銀時も飛び込んで来てエリザベスサンドが出来上がった。


何それおいしそうとはならなかったけど。






銀時の後から来た新八君と神楽は彼の事を酷く蔑んだ目で見ていた。








「新八君神楽、久しぶり」



「お久しぶりですAさん」



「お久ネ！」








ニカッと笑い側に寄ってきた神楽の頭を撫でる。



うん今日も可愛い。



和んでいるとちょんちょんと背を叩かれ振り返れば、『お久しぶりです』と書かれたプラカードを両手で持ち絶妙な角度で首を傾げるエリザベス。





今度は私が可愛いものにサンドされちゃった。



堪らず抱きしめれば凄く人の形がはっきり伝わってきたけど気にしない方向で行こう。








「おいA！お前なんでコイツと一緒に…‼」



「ん？源外さんのt「付き合ってるからに決まってるだろ？」へ？」



「は……？」



「「え」」



『ア"ァ"ン!!?』



「「「はぁーーー!!?」」」









ぐい、と私の肩を引き寄せとんでもない嘘を言った金時。



でもそれよりも気になるのはエリザベス。


どうしたの今日、キャラぶれぶれだよ？




色んな意味でポカンとしていると肩に回っていた手は腰に、もう片方の手で顎を掬われリップ音を立てて口付けされる。



流れるような仕草に開いた口が塞がらないのは仕方のない事だろう。








「ふ、悪いな。そういう訳なんで」



「ふざけるなヨ！キスぐらいで調子乗ってるんじゃないネ！私はAと【ピーー】も【ピーー】も【ピーーー】だってした仲アル!!」



「いや普通に嘘つくのやめようか神楽ちゃん」



「はっ、俺なんて【ピーー】どころか【ピーーーーー】も「ピーピーピーピーうっせぇなお前等‼」遮んなよぱっつぁん！」









突っ込めない私の代わりに全力でツッコミを入れてくれる新八君。



本当にありがとう。




ようやく戻りかけてきた意識に、口を開こうとすると＿＿＿＿＿＿....









『ちぃと面貸せや、な？』









ポン、と金時と銀時の肩に手を置きどこから出したのか、どうやって吸ってるのかタバコを加えて凄みのある顔をするエリザベスに、また意識が飛びそうになった。



あの可愛い面影は何処へ。






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