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side沖田









「ん…ッ、ふ、ん…!」



「…………」









彼女の頰を撫でながら、重ねるだけの口付け。



角度を変えて何度も何度も。





柔らかい。


熱い。





触れているだけなのに、溶けちまいそうな程熱くて________甘い。









「…っはぁ…、A、口開けれやすかィ…?」



「ふぁ…?」



「…ん、そうでィ」



「ン!ぁ、っ、んぁ…」









________可愛すぎんだろィ…‼




次されん事を予想出来なかったのか、素直に口を開いたA。



すかさずぬる…っと自分の舌を差し込み、彼女の舌と絡め合わせる。



漏れ出る吐息と甘い声。




必死に手が下に下がりそうになんのを堪え、頰をくすぐり続けた。







____どれぐらいしてたのか分からねぇけど、急に彼女からふにゃりと力が抜けて慌てて離すと気絶してしまっていた。









「…………やべ、夢中になりすぎた…」









伝う銀の糸を拭い、俺に寄りかかって完全に夢の世界にいるAを抱きしめながらベッドへ横たわる。



天使の様な寝顔を眺めながら俺は騒ぎまくる自身を鎮める為、手を動かした。









________.....









「おお総悟!お帰り!」



「……ただいまでィ」



「…で、で…その、き、昨日は……」







朝、屯所へ帰るといち早く俺を見つけた近藤さんが、チラッ、チラッと辺りを気にしながら小声で聞いてくる。


指で輪っかを作り人差し指をその間に突っ込んで、ニヤニヤ顔を向けてくるこの人は一体何なんだろうか。







「………してやせんよ」



「へ」



「あの人には本当、参りやすねィ…」



「…お、おい、総悟……?」









寝ている間も人の事誘惑して。



どれだけ俺を耐えさせれば気が済むんでさァ…





しかも朝起きると昨日のキスの事は覚えてねぇときたもんだ。


気絶する程しちまった俺も悪ィが…






何でもありやせん、とだけ告げ自室に戻る。




ごろんと畳に寝転がると瞼を閉じた。









「………ははっ、笑ける程あの人の事しか頭にねぇや…」








自嘲気味た呟きは、誰にも聞かれる事なく静かな朝の空気に消えていった____








.

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かっぱの子(プロフ) - あさきさん» コメントありがとうございます! (2018年9月2日 11時) (レス) id: 0363bbcb34 (このIDを非表示/違反報告)
あさき - 晋助様onlyの裏短編集がいいです!! (2018年8月25日 5時) (レス) id: bb36b65e09 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - シャープ♯さん» 了解です!!コメありがとうございます!! (2018年8月22日 20時) (レス) id: 00a7dd5484 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - ひめかさん» 了解しました!コメありがとうございます^ ^ (2018年8月22日 20時) (レス) id: 00a7dd5484 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - キリカさん» ありがとうございます! (2018年8月22日 20時) (レス) id: 00a7dd5484 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かっぱの子 | 作成日時:2018年4月30日 15時

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