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side高杉
夜、俺はまた甲板に出ていた。
船首に立ち夜風を浴びながら一人、物思いにふけっている。
「………珍しいでござるな。
主が作戦を失敗するなんて」
「…………万斉」
いつの間に来たのか、万斉は俺の後ろに立ち三味線を弾いていた。
「……………失敗、か。
ククッ…そうだな……」
自嘲気味に笑う俺を、万斉は訝しめな目で見る。
「…………主、何があった」
「は？」
「ここを出て行った時と、まるで瞳が違う」
………こいつは妙に勘が鋭い。
俺は万斉の問いかけにふっと笑うと、Aの言葉を思い出した。
��この世界には、大切な人が、思い出がたくさんあるの��
��晋助はそうじゃないの？��
ーーーーーーー何でこんなに、心に響く。
あいつの言葉が、表情が、俺の全てを見透かしているようだ。
…ったく、壊しに行ったつもりがまさか、説教くらうとはな。
「………万斉」
「何でござるか」
「俺ァ、どうしちまったと思う？」
「は？」
あいつの、Aの言葉が頭から離れねぇ。
ぐるぐるとした感情をかき消すように俺は、手に持っていた煙管をふかした。
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リベル・バルバロッサ(プロフ) - 銀魂大好きなのでこの様な作品を読むとワクワクが止まらなくなって､嬉しいです!! (2020年3月23日 13時) (
レス) id: d0fe9efbf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かっぱの子
| 作成日時：2017年5月5日 23時
