ここにいる【銀魂】第11章

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side妙







高杉さんは紛う事なき遊女で全員の意見が一致し、花魁服に着替えてもらいセットされてる部屋までやってきた。


準備済の褥を見て顔を引攣らせるAちゃん。






「…まさか、だよね……？」



「もちろん。流石にそこまでしろとは言わないけど、したかったらどうぞお構いなくって言うか是非」



「俺は構わねェ」



「構います！晋ちゃん安易にそう言う事いわないの‼絶対しません‼」







ガクガク高杉さんの肩を揺さぶる行動は彼女だから出来る事。


…というか意外と高杉さんがノリ気なのにびっくりだわ。


相手がAちゃんだからというのもあるんでしょうけど…




まぁ彼がノリ気なら撮影もスムーズに進められそうだし楽よね♪


もちろん月雄さんにはバーゲンダッシュで手を打っているから私も協力的なんですけど。







「先ずは胡座をかくAちゃんの上に高杉さんが跨る所から。はいスタート！」



「ノリノリだな妙ちゃん…」



「うふふ。何だかんだで面白そうだし」



「笑顔が黒い気がするのは見間違えという事にしておこう」



「ありがと十兵衛さん♪」







私が監督、月雄さんがプロデューサー。


十兵衛さんは私のサブって所かしら。


他の百華の方はアシスタントだったりカメラだったり様々。



完全にテレビ局モードになった空間に、少なからず気持ちが高揚する。




いつか私も女の姿で女優として出てみてもいいかもしれないわね。


月雄さんに今度お願いしておきましょ。







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