ここにいる【銀魂】第11章

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side銀時







「晋ちゃん、女の子の姿でそんなに前はだけさせちゃ駄目だよ」



「…これ苦しいんだから仕方ねぇだろ」



「やだ晋ちゃんったら。それ女のお妙に対する嫌味ぃ？」



「何か言いましたか銀子さん？」



「いでででっ！ちょ、もげる！マジもげるから‼」







今日二回目の腕の危機。


やべぇもっと大切にしねぇと。




Aに指摘された高杉のヤローは特に直す素振りもなく余裕ぶっこいて煙管をふかしてやがるから妙にイラッとする。


別に、色気すげぇなクソとか思ってねぇしぃ？



俺の方が胸もでかい(筈だ)し、可愛いしぃ？




ただ普段の時も、性別が変わった今でも。



…なんか、高杉のヤローとAのコンビは危ない気がしてた。



胸のモヤモヤが強ェっつーか、総一郎君や多串君達といる時とは違うヤツ。


こいつが一番いけ好かないからかもしれねーけど。









「今は女の子なんだから、襲われでもしたらどうするの」



「簡単にやられるタマじゃねェよ。…それに、お前が守ってくれんだろ？」



「当たり前。服直さないなら、側離れちゃ駄目だからね」



「言われなくともお前から離れたりしねェよ」









トン、ともたれかかる野郎を優しく受け止めるA。



周りには飛んでくる色気に腰を抜かしたヤツがそこら中に転がっていた。






ビキビキ、と浮き上がる青筋。




俺は、絶対認めねェ。






二人を見てつい思っちまった事を振り払い、いつも通り邪魔しに行った。







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