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side貴方
『もう終わりにしようよ、Aさん』
いつもと違うことは目を覚ました時に分かった。
私の周りには誰もいなかったから。
なら…どうして？
その顔を、瞳を向けるのは______
小さく息をつき、意を決して顔を上げるとやっぱり先ほど見えた表情は見間違えじゃなくて。
胸の前で手のひらをぎゅっと握りしめた。
「Aさん、貴方に殺人未遂の容疑がかかっています」
「…え...」
「は…」
「屯所まで、同行願えま______っぐぁ!!!?」
「貴様…っ何を!!!」
全てを言い終わる前に、目の前にいた隊士の方がふっ飛んだ。
突然の攻撃に隊士の方達は刀に手をかける。
拳を振りかざした彼を見上げても背を向けられているので表情は見えない。
でも、彼の放つオーラに胸が酷く締め付けられた。
その気持ちだけで私には十分で、他の隊士の方へ再び振りあげられた拳をぎゅっと握りしめる。
「……なんで止めるの」
「はっ、そんなの、身に覚えがあるからだろう。でなければ止めたりしな＿＿っぐぅ!!!?」
「お前に聞いてない」
止められなかった脚。
慌てて拳から手を離し、胸を押して隊士の方達と距離をとろうとするけど少しも動いてくれない身体。
それどころか腕を強い力で引っ張られ、私と隊士の方達の距離が出来てしまう。
「…どういうことだ。トシ達に報告はいっているのか？」
「はい、もちろんです。万事屋の旦那達にも」
「……銀、時達…？」
「…何でここで銀ちゃんの名前が出てくるネ」
「彼等が襲われた被害者だからですよ、副長と一緒に。何で『今知った』って顔しているんですか？」
白々しい
言葉にされなくても、表情でそう言ってることが伝わった。
彼等はもう疑ってもいないんだ。
私が銀時達を殺そうとしたって______
__________________信じたんだ
.
_________胸が嫌な音を立てる
落ち着け。
まだ大丈夫。
話せばきっと分かってもらえる。
話せば______......
『よくもまぁそんな嘘がつける』
『恥ずかしくないのか？現実を見たくないことは伝わったよ』
『��異世界��？悪いが妄想に付き合っている暇はないんでね』
____________何を話せば、いいんだろう
.
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kon(プロフ) - 続き楽しみに待ってます 体調等に気を付けてくださいね (2021年9月11日 15時) (
レス) id: e47e7d9c51 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - 皆さまコメントありがとうございます…！！更新が遅くなってしまい、本当に申し訳ございません…！しかもシリアス続きで甘々が少なく…重ねて申し訳ないばかりです…m(_ _)m甘々を早く書けるように頑張ります！！ (2021年2月23日 21時) (レス) id: 7fb8980516 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 更新楽しみに待ってます (2021年2月14日 21時) (レス) id: 15df573ef8 (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - 更新ありがとうございます！！ (2021年2月11日 0時) (レス) id: 05ebd46207 (このIDを非表示/違反報告)
リエ - 更新たのしみにしてます！ (2021年1月19日 22時) (レス) id: 62560190e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かっぱの子
| 作成日時：2020年2月9日 21時
