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side山崎
「なぁ山崎、あの老人の証言、背格好的にAさんと一致しないか？」
「……確かに似てるけど、茶髪の長い髪で、淡い桜色の着物を着ている人なんてそこら中にいるよ。それにお前もあの人がどれだけ優しい人か知っているだろ？」
「まぁな」
そんな訳ないと笑い飛ばす。
でもじゃあどうやって調査するのかと言われたら、副長達を襲った子供達には話を聞くこともできないし、運悪く監視カメラのなかった現場で手掛かりになるものはご老人の証言だけだった。
局長に報告するため一度屯所へ戻っていた俺ともう一人の隊士で再び現場へ向かいながら話していた時に____________見たんだ。
酷く慌てた様子で今は使われていない筈の錆びれたビルから出てきたAさんを。
俺達には気付かずにどこかへ駆けていく彼女の姿は、着物の柄まで証言と同じだった。
そして______....
「______Aさんの後を追ってみると着いたのは、事件の現場でした」
「「「「…っ！」」」」
たまたまじゃない。
彼女は一直線にそこへと向かっていた。
何故その場で声をかけなかったのかと言われれば分からない。
その時彼女がどんな表情をしていたのかも見えなかった。
ただ確実なこと、______Aさんは何か知っている
俺��は��そう思った。
「俺は、副長達ほどではないですけど何回かAさんと二人で話したこともあったし、沖田隊長と剣の稽古でよく屯所に来てくれているときを見ててもあの人が首謀者だとは思いません......けどっ…Aさんをあまり知らない隊士達は…っ‼」
「まさか……」
「…っはい、Aさんを事件の容疑者として、連行しようとしています…‼」
「_____ｯ!!!」
俺では、止めきれなかった…‼
終兄さんは子供達の方に行っていて、残った他の隊士は俺と一緒に彼女を見た隊士の話を聞き表情を変えた。
何をするかは副長達に報告してからと説得したけど聞く耳を持たない。
だから情けないけど急いで報告にきた。
「…他の奴等はAの家に向かってんのかィ」
「恐らく…！」
「ﾁｯ...！」
刀を鞘に収めるやいなや、すぐドアへ向かった隊長。
でもドアノブに手を置く前に副長から声がかかったことでピタリと動きが止まった。
「総悟、待て」
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kon(プロフ) - 続き楽しみに待ってます 体調等に気を付けてくださいね (2021年9月11日 15時) (
レス) id: e47e7d9c51 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - 皆さまコメントありがとうございます…！！更新が遅くなってしまい、本当に申し訳ございません…！しかもシリアス続きで甘々が少なく…重ねて申し訳ないばかりです…m(_ _)m甘々を早く書けるように頑張ります！！ (2021年2月23日 21時) (レス) id: 7fb8980516 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 更新楽しみに待ってます (2021年2月14日 21時) (レス) id: 15df573ef8 (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - 更新ありがとうございます！！ (2021年2月11日 0時) (レス) id: 05ebd46207 (このIDを非表示/違反報告)
リエ - 更新たのしみにしてます！ (2021年1月19日 22時) (レス) id: 62560190e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かっぱの子
| 作成日時：2020年2月9日 21時
