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No side
「これは俺個人の思いでも、彼等や彼女の気持ちを汲んだ訳でもない。真選組局長としての判断だ」
「そんな訳…‼」
「お前達もよく知っているだろう、身をもって体験もした筈だ」
彼女は_________Aは、その気になれば俺達など容易に殺せる
近藤は参ったというように笑ってそう告げた。
もちろんAにそんな気がある訳ない事は分かっている。
以前稽古をしていた際彼女が見舞いに来てくれたとき。
真選組随一の剣の腕前である沖田ですら敵わなかった相手だ。
面と向き合っても敵わなかった相手に、今では少々隙があり過ぎるのではないかと思う程惚れてしまっている。
そしてAが持つ
「“何か”を隠したければ、逃げたければ、今この場で俺達を斬り伏せることも出来るだろう。たが彼女は俺達に話してくれることを選んだ。その心を、瞳を、疑ってどうする」
「…っ‼」
「そ、れは…」
「_________だが、勿論お前達が間違っているという訳じゃあない。昨晩トシらが何者かに襲われたというのは紛れもない事実だ」
大切なのは、何か一つに囚われないこと。
実際に起こった『事実』でも、そんな事する訳がないという『想い』でも、偏ってしまえば人は途端にそちら側しか見えなくなるのだ。
警察で代表的な例を挙げるとするなら取り調べだろう。
薄暗く狭い個室の中、「お前がやったんだろう」と決めつけて疑わない圧迫するような視線と雰囲気。
そんな息が詰まるような空間でようやく口を開いた容疑者から出た言葉は、必ずしも『真実』とは限らない。
「…わ、かり…ました」
近藤の言葉に隊士達は小さく頷き、手にしていた手錠を懐に直した。
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kon(プロフ) - 続き楽しみに待ってます 体調等に気を付けてくださいね (2021年9月11日 15時) (
レス) id: e47e7d9c51 (このIDを非表示/違反報告)
かっぱの子(プロフ) - 皆さまコメントありがとうございます…！！更新が遅くなってしまい、本当に申し訳ございません…！しかもシリアス続きで甘々が少なく…重ねて申し訳ないばかりです…m(_ _)m甘々を早く書けるように頑張ります！！ (2021年2月23日 21時) (レス) id: 7fb8980516 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 更新楽しみに待ってます (2021年2月14日 21時) (レス) id: 15df573ef8 (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - 更新ありがとうございます！！ (2021年2月11日 0時) (レス) id: 05ebd46207 (このIDを非表示/違反報告)
リエ - 更新たのしみにしてます！ (2021年1月19日 22時) (レス) id: 62560190e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かっぱの子
| 作成日時：2020年2月9日 21時
