31話 ページ34
｢急で悪いが今日は君らに.......学級委員長を決めてもらう｣
｢｢学校っぽいの来たー！！｣｣
朝のHR。そして冒頭の相澤先生のお言葉。
そうです！学級委員長決めです！
私はこういうのやりたがらないタイプなんだけど、ここヒーロー科では集団を導くトップヒーローの素地を鍛えられる役とか何とかで皆が手を挙げている。
とりあえず本意ではないけど私も小さく手ェ挙げとこ。
｢静粛にしたまえ！｣
俺が私がと主張が蔓延る教室の中で響く飯田くんの声。
指の先までピンと伸ばして多数決を提案しているけど、飯田くんが1番そびえ立ってるよ。
先生の｢時間内に決めりゃ何でもいい｣発言からとりあえず多数決で決めることになった。
原作だとデクくんに3票でデクくんが委員長に決まるけど.......どうしよっかな、やっぱり飯田くんみたいな人がむいてると思うんだよね。
.......よし、決めた！
｢僕3票ー！！？｣
ここは原作通りにデクくん委員長、ヤオモモ副委員長で決定。
あれ、私にも1票入ってる。誰だ入れたの。
｢1票.......！しかし一体誰が.......俺は緑谷くんに入れたはずだが.......｣
『あ、飯田くんそれね、私』
｢Aくん.......！｣
がしっと手を掴まれてありがとうありがとうとお礼を言われる。
飯田くん力強いなぁ、ミシミシいってるよ.......
〜
お昼休み。
私はデクくん達と一緒に食堂へ来ている。
今日のお昼は唐揚げ定食！頂きまーす！
『そういえばさっきの、私に1票入ってたけど、アレ誰が入れたの？』
何となく疑問だったことを3人に聞いてみる。
するとデクくんがおずおずと手を挙げた。
｢あ、それ、僕が入れたんだ...Aさんに｣
『デクくんだったんだ！』
こりゃ意外！
しかし嬉しいなぁ、照れちゃう。
｢でも飯田くんも委員長やりたかったんじゃないの？メガネだし！｣
お茶子ちゃん、メガネと委員長はあまり関係ないと思うぞ。
｢やりたいと相応しいかは別の話.......僕は僕の正しいと思う判断をしたまでだ｣
委員長決めについてだったり飯田くんのことであったり皆と会話を楽しんでいた途端、大音量で警報が鳴り響いた。
《セキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんはすみやかに屋外へ避難して下さい》
アナウンスが鳴り響いた直後、どこから湧いてでたのかドッと人の波が押し寄せてくる。
ちょ、やば、このままだと人に飲まれる.......！？
皆ともはぐれたし、どうしよう！？
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塩素 - もりさんさん» ありがとうございます！楽しんで頂けているようで何よりです。もうそろそろ続編へと移行しますが、これからもこの小説にお付き合い頂けると幸いです。更新頑張ります！ (2020年2月9日 10時) (
レス) id: 1709bd6570 (このIDを非表示/違反報告)
もりさん - すごくこういう物語好きです！面白くてはまりました！更新これからも頑張ってください、待ってます〜 (2020年2月8日 22時) (レス) id: 85d63b0d59 (このIDを非表示/違反報告)
塩素(プロフ) - 茶々丸さん» 嬉しいコメントありがとうございます！まだ始まったばかりですが、お付き合い下さると幸いです。更新頑張ります！ (2020年2月3日 18時) (レス) id: 1709bd6570 (このIDを非表示/違反報告)
茶々丸 - え、好き。（唐突）え、フェアリーテイルも、ヒロアカも好きなんですけど！我得すぎる！嬉しっ！更新頑張ってくださいね！ (2020年2月3日 15時) (レス) id: 2e90f12dc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩素 | 作成日時：2020年2月3日 10時
