【最終兵器俺達】 お隣さん ２

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こ「ありがとう！A！！」
「あ、ああ」

こーすけが私の手を握ってお礼を言ってきた。
…あれ？

「俺、キヨ以外に名前言ったっけ？名字しか言ってない気がする」

ヒラにもスーパーで会った時言われてたし。

キ「あーそれな。俺が(不本意だけど)皆に教えた。駄目だったか？」

「わりい」とキヨが謝ってきた。
いや、別に良いんだけど。

「謝らなくていいよ、別に駄目じゃないし。ただ驚いただけ」
キ「そっか、なら良かった！」

‥‥笑顔が眩しいぜ、この野郎。


一通り話した後、訊いてみた。
モデルの時の私はどんな感じで人の目に映ってるのか。
ちゃんと必要なとこは伏せたからね？

こ「うーん‥‥なんて言うんだろう。とにかく綺麗だったよ」
キ「おう。対応も丁寧だったし、そんな堅苦しくなかったから楽しかったし」
「へー…」

ちょっと嬉しいかも。‥‥なんて思ったりして。

キ「でもなー！」
「な、なに？」

キヨがいきなり大声をあげた。
ビックリするからやめてくれ。心臓に悪いぞ。
動画じゃあまり叫ばないけどさ。

キ「俺、あの人どっかで見たことあるんだよ…」

　ま さ か の ？

こ「え、何で？」
キ「わっかんねえけど何かの本でかも」
こ「え！？あの人本に載るような人なの！？」

こーすけが「終わった」と嘆いてその場に突っ伏した。
もしかしてキヨ、店長のブランドのカタログ見てる？

私はキヨの部屋を見渡した。

キ「どした、部屋なんか見て。面白いもんねえぞｗｗ」
「んー、なんとなくだよｗ」

見つけちゃった！
本棚のとこにキチンと並べてあるよ！つうかこの部屋オシャレだな！

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