‥ ページ32
海軍本部
Aお気に入りの海が見える場所
『はぁ‥
わかってる‥わかってるよ‥‥‥
私は海軍‥‥正義の名の下に悪を捕まえるのよ‥‥
でも‥でも‥‥‥‥
(このままエースを見殺しにするの？)』
「Aちゃん
ここだと思ったよ」
振り返ると、クザンの姿が見えた
『クザンさん‥‥‥‥』
「Aちゃんでも、そんな寂しそうな顔することがあるんだねぇ」
『そりゃ、私だって人の心はありますから‥‥‥』
「無理に笑おうとしなくていい‥‥‥‥
泣きたい時は泣けばいいんだよ」
Aの頭にフワッと手を乗せるクザン
『ふ‥‥‥‥ふぇ‥‥‥‥‥
わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‥‥‥‥‥‥』
クザンの服を握りしめ泣き崩れるA
クザンは優しく抱きしめ、Aの背中をさすっていた
この時クザンはAの左腕に見覚えのある傷があることに気がついた‥‥‥
『ぐず‥‥‥‥‥‥
ぐじゃんしゃん、ずびばぜん(クザンさん、すみません)』
「とりあえず、鼻水を拭きなさいな」
ハンカチを差し出すクザン
『ばびがどうごじゃぃまず(ありがとうございます)』
ハンカチで勢いよく鼻をかむA
『ハンカチ洗って返しますね
クザンさんの服は‥‥‥
鼻水まみれにしてすみません‥‥』
「いいよ
ちょっとはスッキリしたかな？」
『はい、頭がスッキリしました
冷静に考えられる頭が戻ってきました』
「火拳のエースのことかな？」
『はい。
やっぱり家族みたいに育ってきた仲なんで、どうも納得が出来ないんですよ
私、海軍なのに、ダメですね』
「Aちゃんはおれの正義知ってるかい？」
『いつでもどこでもダラける正義‥‥‥‥』
「‥‥‥‥‥‥とりあえず一回凍っておこうか‥」
『嘘ですよ笑
でもそんなに違わないでしょ笑
ダラけきった正義ですよね』
「そうだねぇ
Aちゃんにも正義はあるのかな？」
『私の正義‥‥‥
あんまり、考えたことないですね‥‥‥』
「考えるといい
自分にとって何が正しくて、何が正義なのか‥‥」
『何が正しくて、何が正義‥‥‥』
「少し考えてごらんよ。
何か見つかるかもしれないよ」
『‥‥‥‥‥‥
ありがとうございます
クザンさんにしてはステキな助言ですね笑』
「クザンさんにしては、は、余計だよ」
『ふふ‥‥』
またAの頭に手を置いて、クザンは去っていった
「Aちゃんがあのペンギンとはね‥」
Aには聞こえない声でボソッと呟いたクザンだった‥
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あー(プロフ) - ライキさん» ライキさん！ありがとうございます！！！ (2022年9月25日 20時) (
レス) id: 4861b8a830 (このIDを非表示/違反報告)
あー(プロフ) - リズさん» リズさん！ありがとうございます！続編いつかは頑張りたいです！その時はまた読んでいただけると嬉しいです！ (2022年9月25日 20時) (レス) id: 4861b8a830 (このIDを非表示/違反報告)
ライキ - 続編期待してます！すごく面白かったです！ (2022年9月3日 13時) (レス) @page50 id: c3cdfe919e (このIDを非表示/違反報告)
リズ(プロフ) - 一旦完結おめでとうございます!!泳げる能力者を読むのが最近の楽しみでした!!出来れば、これからも読みたいです!!続編期待してます!!あと、お墓の前でサボと再開とかめっちゃ良いと思います!! (2022年8月28日 17時) (レス) @page50 id: c0ee422ad8 (このIDを非表示/違反報告)
あー(プロフ) - もやしさん» もやしさん！ありがとうございます（＾∇＾）頑張って更新します！！！ (2022年8月24日 19時) (レス) id: 4861b8a830 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シマママ | 作成日時：2022年7月29日 16時
