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34話 ページ34

自分にまっすぐ突き刺さらんばかりに向かってくるボールに悲鳴をあげて逃げている木暮に「伏せてろー!」円堂が叫んだ。

「避けきれないわ!」

「木暮くん!」

 蒼龍と同様に腕で顔を覆いながらもフィールドを見ている秋と春奈が叫んだ。

 その声は逃げることに必死な木暮には届かなかった。
 走っていると倒れていた壁山の足に躓し転んでしまう………と思ったのも束の間、頭から芝生に落ちそのままの勢いでグルグルと回り始め竜巻が起きた。ボールが竜巻に呑まれ止まった。

「え?」

 春奈が驚いて顔を覆っていた腕を下げた。その光景に漫遊寺イレブンも驚きを隠せず口をポカンと開けている者もいた。

 竜巻が収まり今度こそ木暮が芝生に落っこちた。しばし呆然としていた円堂はハッとして目線をあげるとそこにいるはずのイプシロンが文字どおり消えていた

「イプシロンがいない…」

『雷門、時間は?』

「えっ?3分経ってる…」

 春奈が顔を輝かせ「木暮くん凄い!」と喜びに満ちた声で褒めた。続いて目鏡が「偶然でしょ、いわゆるビギナーズラックですよ」と嫌味ったらしく言った。

「偶然だけかしら」

「そうですよ、あれこそ木暮くんの実力なんだと思います!」

 春奈たちから視線を外しどこか遠くを見つめた瞳子に気づいた秋は視線の先を追ったが漫遊寺中の校舎があるだけでなにもない。

「監督どうかしたんですか?」

 秋の問いかけにハッとした様子を見せるもすぐにいつもの冷静な表情になり短く「いえなんでもないわ」と返した。その後ろ姿を不思議そうに夏未が見ていたことを瞳子は知らない。

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作者名:南極 | 作成日時:2019年11月29日 20時

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