【鬼滅の刃】甘い言葉に誰もが堕ちてゆく【男主】

4 ページ4

本部へ着きそのままAを産屋敷の所へ連れていく不死川


「お館様、例の鬼を全滅させたと名乗る者を連れて参りました」


「早かったね、ありがとう」


「お褒めに預かり光栄です」


『貴方が俺を探すように言った方なんですね、初めまして』


「急に連れてきてしまってすまない
二人で少し話をしたいのだけどいいかな？」


『御意…でいいのかな？』


「ありがとう、実弥は下がってゆっくりしてるといい」


「御意」


産屋敷とAは奥の方へ入っていってしまった



暫くして鴉が柱に声をかけていく


「明日緊急柱合会議！必ズ来ルヨウニ！
ソレカラ胡蝶しのぶハ、タダチニオ館様ノ元へ行ケ！」


(例の人の事かしら、何はともあれ早く行かなくては)


伝言を聞いた胡蝶は急いで産屋敷の元へと向かい始めた


「胡蝶しのぶただ今参りました」


「ありがとう。実弥が例の子Aを連れてきてくれてね、皆には改めて明日紹介するから今日1日蝶屋敷に連れて行ってあげてくれないかな」


「御意」


『よろしくね、しのぶちゃん』


「こちらこそよろしくお願いします」
(この方が鬼を全滅…ね)


『それじゃお館様俺はこれで』


「これからよろしくね」


『なるべくは』


胡蝶とAは産屋敷の元を後にした


(お館様になんて失礼な)


先程の事を思っても胡蝶は相変わらずの微笑みを続ける


『ごめんね、尊敬する人にタメ口で話されたらムカつくよね、気をつけるよ』


「！私今口に出しましたか？」


『いや出てないよ』

「なら何故？」

『明日になれば分かるよ
気味悪いなら野宿するけど？』


「いえ、泊まってください」


『ありがとう、しのぶちゃんは優しいね
その笑顔も素敵だよ』


「ありがとうございます」


『でもいつかは本当の笑顔も見たいなあ』


(？！)
「私はいつも笑顔ですよ？」


『言いたくないならいいよ、それで部屋は何処かな』


(どこまでお見通しなんだろうこの方は…)
「この部屋になります、3人程他の隊員もいるのですが」


『全然大丈夫だよ、ここまでありがとう』


「いえ、それではまた」


『明日ね』


部屋の前で2人は別れ、胡蝶は自室へ
Aは部屋へと入っていった

5→←3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す