若頭に溺愛されています【るぅと】

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Aside

「僕、何度も考えた」

「Aは本当に僕が好きなのか。ホントはころちゃんが好きなんじゃないかって」

私は彼の話すことを呆然と見つめる

「僕Aのこと大好きなんだよ、愛伝わってる、？」

そんな当たり前な質問、余裕で答えれちゃうよ

『もちろん、伝わってるっ！』

すると彼は優しく微笑んで口づけを落とした

唇は寂しいくらいに、すぐ離れた

私はハッと思い出す

『結局良いものってなんだったの…？』

「へへっ、Aの隠し事」

『えぇ？』

すると、彼は袋を取り出した

その袋に見覚えしか無かった

そう、あかねさんと買った下着だ

『な、なんで、！』

「たまたま部屋の片付けしてたら出てきたんだ」

「ねぇ、着てよ」

『…やだ』

「なんで？」

『恥ずかしいもん』

「じゃあ、なんで買ったの？別の男のため？」

『そりゃあ、るぅとさんのためですけどぉ…』

「僕の事不安にさせた罰ね？」

耳元で囁かれ、くすぐったい

『分かった…』

彼は今日一番の笑顔を見せた
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るぅとside

「まだか？」

『まだですっ、』

襖を一枚挟んで話す

扉の奥に下着の彼女がいるって考えると、早く入りたくてたまらない

「ふぅん、ずいぶん凝った作りなのか？」

『えっと…』

「それなら脱がし甲斐があるな」

彼女の着替えがとっくに終わってる事なんて知ってる

そして、恥ずかしくって絶対にもういいよと言い出さないのも知っている

さぁて、いつ入ろうか

「まだ？」

『ま、まだぁ』

部屋から聞こえる可愛らしい声

…もう待てないや

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