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ー38ー ページ39

るぅとside

彼女を布団まで運ぶ

すーすーと、愛らしい寝息をたてる彼女

ぷくぷくしているほっぺたが可愛い

さっきまで編み込みをしていたから、髪はふわふわと巻かれている

「ゆっくりおやすみ」

彼女に毛布をかけ、頬にキスして部屋を後にした



「A運んで来ました」

「ん!じゃあ始めようか」

「まず、任務の事ね」

真剣な目付きになった組長

「次のメンバー発表するね。ころちゃん、さとみくん。二人、頑張ってきて」

組長はいつもの笑顔で微笑む

すると、「え?僕が行ってるぅとくん行かないのおかしくない?」

ところちゃんが質問してきた

組長は顔をしかめて言った

「…まず、ターゲットいうね」

すると、一枚の写真

その人には見覚えがあった

いや、見覚えしかなかった

僕はぽつりと漏らした

「Aのお母さん…?」

「…Aちゃんのお母さん、何かしたのか」

さとみくんの質問に、組長が僕たちに質問する

「…うん、もう三人は気づいてたよね?」

そう。僕ところちゃん、そして莉犬

「うん。気づいてたよ」

「俺も」

「僕もです…」

僕だけ元気がないのなんて、自分でも分かってる

「あのホストクラブは、ぼったくりだし、働いてる人高校生とかだし、なにより…」

「血の匂いがする」

「違いますか?」と僕は後付けした

「あってるよ」と組長

そう、あの店からはただならぬ血の匂いを感じていた

「料理に使う包丁とかも匂ったね」

ころちゃんは厨房だったからよく分かると思う

「…Aのお母さんがしたかなんて分からない。だけど、してないっていう方が信じ難い状況。」

「しかも、依頼したのその店のオーナーなんだ」

もう…それは…

「異論はないね?」

組長の最後の一言に全員が頷いた

例え、彼女に嫌われようとも

任務なんだ

「ねぇ組長!ここは若頭に行かせるのがいいんじゃない?」

「莉犬!?」

組長は僕を見つめる

「行きたい?」

「はい」

「じゃあ、三人で頼むよ〜」

いつもの優しい笑顔に戻った

「鍵は開けとくから〜」

しれっと高難易度の話をする

僕はごくりと唾を飲み込んだ

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ちさの(プロフ) - 急にすいません!前作のさとみくんところんくんの作品のパスワードを教えて頂けると幸いです!数年前に主の作品閲覧してとても素敵で読み返したくて連絡しました!お返事あるとうれしいです! (2月4日 13時) (レス) id: 41329be7f2 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - 関係ないことすみません。ころん君作品の「うちの秘書(彼女)が愛おしい」のパスワードを教えて頂けると幸いです。すみません (10月28日 20時) (レス) id: bc3ef18ba1 (このIDを非表示/違反報告)
みれー(プロフ) - 何故かすごい場違いに遠井ちゃんのドレス姿想像して悶えてた私とは。 (2021年4月7日 1時) (レス) id: 1a09ad4f7d (このIDを非表示/違反報告)
くらげ@低浮上(プロフ) - 突然コメントすいません(汗)3週目です!るぅとくんも良いけどころんくん版も見てみたくなる。。。( (2020年9月5日 9時) (レス) id: 3b0784c8a4 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 遠井さんとあおいちゃん幸せそうww羨ましいww (2020年8月16日 11時) (レス) id: a29804fdb2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぺろん | 作成日時:2020年3月27日 20時

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